女性用体型補正用下着を取り扱うマルコ。
2017年度よりRIZAPグループ入りしたことで、
業績が劇的に改善したり、
優待価値が大きく向上したりと、
要注目なので取り上げてみます。
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圧倒的業績改善
2016年度は大幅な赤字を計上するなど、『継続前提に重要事象』が生じている銘柄として、市場でも赤信号が灯っていたマルコ。
「この会社、経営難ですよ。」ってレッテルが張られていた感じですね。
2017年度にRIZAPグループ(当時:健康コーポレーション)と資本業務提携を締結し、第三者割当増資を行ったことで、
これが大きな転換点となり『継続前提に重要事象』も解消されました。
以下2016年度から2018年度までの業績予想の数字(単位:百万円)です。
年度 | 売上 | 営利 | 経利 | 純利 | EPS |
2016 | 13,479 | -600 | -519 | -3,706 | -121.6 |
2017 | 13,401 | 135 | 127 | 268 | 3.8 |
2018(予) | 15,000 | 1,200 | 1,300 | 1,100 | 12.9 |
2016年度、2017年度と不採算店舗の統廃合や経費の見直しに取り組んだ結果、2018年度は利益率が大きく改善されてます。
2018年度の予想だと売上が前年比+11.9%という予測になっていますが、
RIZAPグループとのシナジー効果(マーケティング力のアップ、RIZAPグループとの相互送客、RIZAP社と連携した新商品の開発など)を考えると、
売上はもっと増えていいのでは?
と個人的に考えています。
RIZAPグループに入る前の2014年度には、
売上17,021百万円という業績を上げていたポテンシャルを考えると、
売上15,000百万円という業績予想は少し弱気すぎにも見えますね。
現時点で発表されている業績予想の数字は、
今後大きく上方修正してくるんじゃないかな?と個人的には勝手に考えてます。
圧倒的優待
RIZAPグループといえば、
その圧倒的優待で優待投資家にとっては、
非常に魅力のある銘柄ですが、
中でもマルコの優待利回りはヤバイです。
先日変更された優待の中身は以下になります。
100株以上 | RIZAPグループ商品(2,000円相当)+マルコ20%割引券 |
200株以上 | RIZAPグループ商品(3,000円相当)+マルコ20%割引券 |
400株以上 | RIZAPグループ商品(6,000円相当)+マルコ20%割引券 |
800株以上 | RIZAPグループ商品(12,000円相当)+マルコ20%割引券 |
1,200株以上 | RIZAPグループ商品(15,000円相当)+マルコ20%割引券 |
2,000株以上 | RIZAPグループ商品(18,000円相当)+マルコ20%割引券 |
これだけでもハンパない優待なんですが、
何とこれが年2回!!!
2017/6/25時点の株価378円に対して、
利回りで言ったら10%超えてますわね。
優待利回りなんて、
通常3~5%あれば魅力的なんて言われているので、
つまりマルコの株はここから2倍以上になるポテンシャルは秘めているわけです。
優待だけでね。
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RIZAPグループはまだまだ成長する!
RIZAPグループはRIZAPのジムをはじめ、英語、ゴルフなどの新事業やM&Aで経営難に陥っている割安企業を買収して、
このマルコのように見事に業績改善させるなど、
その経営手腕、戦略には目を見張るものがあります。
そして、
恐らく経営陣の意向として、
株主への還元も積極的に考えていると思われ、
優待の新設、拡充に大きく力を入れています。
優待がついている銘柄は、
ついていない銘柄と比べて、
相場が暴落した時や、
何か事業におけるマイナスな発表があっても、
その下落幅が小さく済んだりするなど、
株価においても一定の下支えとなり、
非常に魅力的な面を備えています。
これは、
即ち業績や市場の動向とは関係なく、
優待に対して動く投資家が市場には多く存在していることを示しており、
魅力的な優待がある銘柄であれば、
その投資家たちが買い集まることを示唆しています。
優待拡充⇒投資家が集まる⇒株価が上がる⇒資産が増える⇒事業が拡大⇒業績が上がる⇒(割安性があれば)投資家が集まる⇒株価が上がる
色々ツッコミどころはありますが、
簡単に言えばこんなサイクルをRIZAPグループは実現していると思います。
圧倒的優待で資金を集めたマルコは、
それをどんどん事業につぎ込み、
業績はどんどん上がり、
更に成長していく。
先日優待拡充と業績改善が発表されて株価急騰中のマルコですが、
優待利回りや上のような今後のサイクルを考えると、
ここからまだまだ株価は上がるんじゃないかな?と私は見ています。
あくまで現時点においての見解ですけど。