【2017/6/24】株資産/今週の相場&資金追加/保有銘柄の材料

ポートフォリオ

  • 現時点の口座資産:2,459,371円
  • 投資資金:1,600,000円
  • 年初来パフォーマンス:+56%
  • 今年の日経平均:+4.3%

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今週の相場&資金追加

相場全体の地合いが本当にいいですね!
アゲアゲです。

アゲアゲついでに資金を少し多めに追加しておきました。
45万ほど……
キリのいい投資資金になりましたね!

保有銘柄の含み益もだいぶ大きくなってきてるので、
もっと気分もイケイケになりたいところですが、
こうも連日上昇している相場が続くと、
「単に相場が良いから含み益も大きくなってるだけなんだよなぁ」と、
少し冷めた気分もちょっと持ってます。

誰でも儲けられる環境で、
有頂天になったところで、
自分の小ささがより露呈するだけですからね。

少なくとも今週上昇した保有銘柄の株価に対しては、
相場の恩恵も受けて上がっている部分もあると思うので、
そこに対して『どや!』的な強気なコメントを言ったところで、
単に空しいだけなので、
より謙虚にいようと思います。

逆に言えば、
ここ最近の相場にのっかって、
やたら強気なコメントをしている投資家がいるなら、
ちょっとレベル的に疑わしい部分があると思うので、
あまり鵜呑みにしない方がいいですよ。
と、忠告をしておきます。

保有銘柄に対して、
自分なりのシナリオをしっかり持って投資している方なら、
何も問題ないとは思いますが、
誰かの意見に乗っかって投資をしている方や、
よく調べもせずになんとなくで投資をしている方は、
周囲の意見に特に左右されやすいと思うので、
こういう誰でも勝てるような相場で、
やたら調子の良い先見性を持ったようなコメントをしている投資家には特に気を付けたがいいと思います。

ブログとかで、
自身のポートフォリオを掲載している投資家なら、
ある程度の実力が測れると思いますが、
掲示板とかSNSとかで正体不明のよくわからん匿名投資家の意見を聞いたところで、
とても参考になるとは思えませんしね。

とりあえず先週末保有銘柄から出た材料に関しては、
自分なりの意見を述べておこうと思います。

今回、発表された材料がどの程度のレベルの内容なのか。
怪しい投資家の見分けるポイントなど参考になればと思います。

そもそもの私自身はどうやねん。って話ですけどね。

シード平和の材料

シード平和からは以下のようなIRが出ました。

中期経営計画における経営目標「建築請負受注高100億円」達成に関するお知らせ (2017.6.16)

詳細気になる方はシード平和のIR情報から直接ご確認ください。

平成31年度までの中期経営計画で『売上200億円企業の確立』を目指しているシード平和ですが、
その経営目標の1つとして「建築請負受注高100億円」というのも掲げていました。

今回、その経営目標が早々に達成されたことを受けて、
ある程度の買いが集まったと見ていますが、
この『建築請負受注高100億円』に関しては、
これまでの決算書を見ていれば余裕で達成できるペースで推移していたので、
特にこの発表に対してサプライズの要素はあまりないです。
あくまで決算書を普通に見ている投資家からすれば…ですけど。

▼受注残高推移
9,784百万円(H29/Q3)
8,606百万円(H29/Q2)
6,537百万円(H29/Q1)

ただその内訳までは今まで発表されていなかったので、
大型案件の数がより顕著に増加していたのは、
ある程度好感を得られた部分ではあります。

ですが、
今回の発表を受けて、
ここぞとばかりにこの材料を好印象としてドヤっている投資家がいるなら、
『いやいや余裕で達成ペースだったし!』と冷静に受け流しておきましょう。

シード平和はただでさえ、
「割安」銘柄なので、
投資初心者の方でも容易に買いと判断しやすい銘柄です。

今回の発表がなくとも、
その割安性で購入している投資家は多いと思いますが、
その割安性は、
あくまで現時点の会社予想に対しての割安性です。

シード平和の強調ポイントとして、
「割安だから」というのを理由に強調してくる投資家がいるなら、
その『会社予想が達成できる根拠』を聞いてみるといいでしょう。

その質問に対して、
「業績予想が据置のままだから」という大した分析もしていない中身のない回答であれば、
参考にするには少し危うい投資家だと思います。

当たり前っちゃ当たり前の話ですが、
四季報だったり会社予想だったり、
既に発表されている業績予想に対しての指標を参考にする投資法は、
初心者~中級者レベルの投資家は殆どやっています。

周囲が殆どやっている投資法に対して、
勝ち残っていくためには、
その指標を参考にした+αの分析というのが必要になってくると私は思います。

業績予想はあくまで目安です。
株式投資の世界で勝つためには、
その発表された目安の数字を鵜呑みにして投資をするのではなく、

その業績予想が達成されそうな数字なのか、
それとも全く達成できなさそうな数字なのか、

ここに自分なりの分析を加え、
株価との割安性を測るというのが必ず必要になってきます。

そこの部分をおざなりにしている投資家の中に、
中長期的な投資で勝ち続けている人は、
多分ほぼいないと思うので、
『会社予想が達成できる根拠』を明確に答えられない投資家の意見は聞かなくていいと思います。

ここらへんは、
独自の戦略的な部分もあるので、
答えたくない投資家もいるかもしれませんけどね。

あくまで、
何か偉そうにしてくる投資家がいたら、
それとなく聞いてみましょう。

んで、
ついでにと言っては何ですが、
シード平和の事業構造について少し触れておこうと思います。

なぜ事業構造について少し触れておくかというと、
シード平和って結構リスクのある銘柄なので、
私のブログを見ている方くらいにはそこらへんの認識というのをお伝えしておこうと、
良心が働きました。笑

もう既にご存知の方もいるかもしれませんが、
そこらへんのリスクを踏まえた上で、
色々な投資家の意見を参考にしてみるといいと思います。

実はシード平和は、
ある程度決算書を見れる中級者レベルからすると、
そこまで買いではないという銘柄です。

なぜならば、
自己資本比率およびCF(キャッシュフロー)の内容が結構危ういからです。

自己資本比率とは、
会社の資産のうち、
自己資本(=純資産)がどの程度あるかを見る数字で、
一般的に70%以上が優良、
50%以上が安全、
20%未満が危険だと言われています。

自己資本が低い=借金が多い
という見方ですね。

そして、
CF(キャッシュフロー)とは、
会社の現金の流れを言い、
以下3種類があります。

  • 営業CF⇒本業の活動で増減した現金
  • 投資CF⇒投資の活動で増減した現金
  • 財務CF⇒借入や増資などの資金調達で増減した現金

基本的には、
営業CF⇒プラス
投資CF⇒マイナス
財務CF⇒マイナス
一般的な優良成熟企業と言われており、
「プラス」だと会社にお金が入り、
「マイナス」だと会社からお金が出ていくという見方をします。

営業CFがプラスってことは『本業で現金が生まれている』
投資CFがマイナスってことは『将来のための設備投資を行っている』
財務CFがマイナスってことは『余った資金で借金を返済している』
って見方ですね。

で、
シード平和はというと……

自己資本比率16.5%

営業CF⇒マイナス2,664百万円
投資CF⇒マイナス27百万円
財務CF⇒プラス3,277百万円
(H28年度決算時)

まぁ、
見たまんまですが、
結構ヤバいです。

簡単に言うと、
借金まみれなのに、
返さないどころか
もっとお金を借りつつ、
かつ、
事業でも現金が生まれていないのに、
設備投資はガンガン行っている

って状態です。

なので、
先述の業績の割安性を測ることしかしていない投資家にとっては、
シード平和は大いに買いなのですが、
少し決算書などが見れる中級者レベルになると、
敬遠する銘柄です。

と、
言うても
これを踏まえて私は投資しているので、
この数字に関して、
「実はこの数字は見方を変えれば全く問題ないです!!!」と、
何か解消できるスーパープレイを期待している方もいるかもしれませんが、
この数字はれっきとした危険域の数字なので、
借金多い上に
更に借金を重ねていて
事業で現金生んでないのに
設備投資を先行しているという状態に
間違いはない
です。

普通の企業の視点で見れば、
間違いなく危うい状況ですが、
シード平和はそこらへんの事業構造が他社とは少し異なります。

そこの部分を加味してみると、
リスクは結構あるが、
リターンも大いに見込める銘柄じゃないか?
という見方ができます。

では、
事業構造でどのあたりが他社と違うのかってことですが、
それは、
シード平和は三栄建築設計の連結子会社であること
です。

これがどういう形で、
事業に活かせるかというと、
シード平和は、
東証一部不動産大手企業の三栄建築設計の子会社になることによって、
銀行の信用力が上がりました。

信用力が上がることにより、
銀行から調達できる資金(財務CF)が大きく拡大され、
大型案件に投資できる資金(投資CF)が確保できるようになり、
より多くの収益を生むことができるようになりました。

成熟した企業だと、
この発生した収益を現金化して企業内に溜め込んでいくのですが、
今は子会社化によって得られた信用力を最大限に活かし、
資金を調達できるので、
事業収益で得た現金(営業CF)も設備投資にまわすことができます。

つまり、
今は通常の企業であれば危うい財務もある程度無視して、
事業成長に一気に集中できるビジネスモデルをしており、
驚異的な業績アップを実現しています。

簡単に言ってしまえば、
こういう事業構造なわけです。

このビジネスモデルは、
上手くいけば大きな成長が見込めますが、
何らかの原因で事業がこけてしまったり、
銀行の資金調達が難しくなってしまうと、
一気に経営が傾きます。

恐らく、
次の決算こけてしまえば、
たぶん今の私の取得単価なんて、
素っ飛ばして暴落していくのではないでしょうか。

そういうリスクの部分を考えると、
少なくとも私より上の株価のラインで、
細かくトレードを繰り返したり、
新規で参入したりなどしている投資家がいるのであれば、
シード平和の事業構造などの部分を理解して投資しているのかな?
と疑ってみたがいいと思います。

ただそのリスクとリターンを相対的に見て、
投資する価値ありと見て、
私は投資をしています。

以前、別記事でも少し触れましたが、
確率としては60%くらいですけどね。

ちなみに、
最近は不動産業界の動向も危うくなってきているので、
より危険度は増していると見ています。

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アクアラインの材料

アクアラインからは以下のIRが出ました。

譲渡制限付株式報酬としての新株式発行に関するお知らせ (2017.6.16)

詳細気になる方はアクアラインのIR情報から直接ご確認ください。

簡単に言ってしまうと、
取締役5名に新株を発行して、
それを報酬とする代わりに、
株価が良くなるようにより事業を頑張ってもらうってやつですね。

株主と運命共同体になってもらい、
精一杯働いてもらいましょって感じです。

このIRも上のシード平和と同じですが、
以前からIRで発表されていて、
5/30の株主総会で議案が議決されたことが既に発表されていました。

なので、
サプライズな材料でもなんでもなく、
普段からアクアラインのIRなどをチェックしていた株主にとっては、
「そういえばそんなことやるって言ってたな」ってレベルですね。

譲渡制限の解除条件で、
平成32年度の連結売上高を指標にしている旨が発表されたので、
そこの部分が新しい材料と言えますが、
基本的には今回の新株の発行価額も取締役会決議日の直前営業日の終値(1,458円)に合わせており、
企業なりに誠意をみせた新株の発行だったと思います。

アクアラインは、
シード平和のように事業構造的なリスクも低く、
株価は割安、業績は好調、業種的にも景気変動の影響を受けにくい、
気づいたら誰でも買ってしまうレベルの良銘柄だと思うので、
今回の発表をきっかけにアクアラインを知って投資をすることになった方も多いのではないでしょうか。

結果的に今回のIR発表が株価の短期的な底になってしまったわけですが、
そこに対して企業の株価操作などを指摘している投資家がいるのであれば、
だいぶ胡散臭いレベルだと思いますので、
その投資家の戯言は聞き流していいと思います。

あまり参考にならない投資家の印象として、
こういう新株発行などの発表は企業に対して疑念を持つのに、
業績予想に対しては大して疑念も持たず、
そのままの数字を鵜呑みにして分析もしないです。

同じ企業の発表なのに、
何が違うんでしょうね?

なんとなくな個人的な感覚ですが、
基本的に株価操作を指摘している投資家に、
勝ってる投資家はいないと思います。

株価操作を指摘する⇒株式投資の勝てる道理が理解できていない

って印象ですね。

仮に本当に株価操作があったとしても、
恐らくその投資家が指摘する遥か前から株価は操作されており、
ただの結果論としての株価操作を指摘してドヤ顔したところで、
「だから何?」って感じじゃないですか。

単なる勉強不足でしょうね。

 

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