投資スタイル

日本経済の勉強中/その2(円高円安について)


国内の経済に対して、
自国の通貨は大きな影響力を持っています。

日本でいったら自国通貨は「円」ですね。

「円」の価値というのは常に変動しており、
「円高」になったり、
「円安」になったり日々しているわけですが…

じゃー、それがどういう感じで日本経済に関係あるねん?
ってことを今回の記事ではお伝えできればと思います。

円高円安とは?

「円高」とは円の価値が高くなっていること。
「円安」とは円の価値が低くなっていること。

一般的に報道されているこの「円高」「円安」というのは、
「ドル」に対しての価値を指しています。

この場合の「ドル」はアメリカ合衆国の通貨「USドル」を指し、
「USドル」は世界の通貨の基準【基軸通貨】と言われています。

即ち、
よくニュースなどで伝えられている
「円高」は
『ドルに対して円の価値が高くなっている(=ドルは円に対して価値が低くなっている)』
「円高ドル安」
であることを指し、

「円安」は
『ドルに対して円の価値が低くなっている(=ドルは円に対して価値が高くなっている)』
「円安ドル高」
であることを指しています。

実際の為替の動きで例えると…

1ドル=120円 → 1ドル=100円

は、
1ドルに対する円の価値が上がるドルは円に対して価値が低くなる
なので円高ドル安

1ドル=100円 → 1ドル=120円

は、
1ドルに対する円の価値が下がるドルは円に対して価値が高くなる
なので円安ドル高
になるわけです。

ちなみに、
現在の円とドルのように「為替相場が変動していく制度」を『変動相場制』と言います。

円高円安はどうやって決まるのか

円とドルの関係は、
「ドルを円に交換したい人」「円をドルに交換したい人」
のバランスによって決まります。

自国の通貨や外国の通貨の取引が行われているところを「外国為替市場」といいますが、
この外国為替市場において、
円を欲しい人が(ドルを欲しい人よりも)多ければ円高に進み、
円を欲しい人が(ドルを欲しい人よりも)少なれば円安に進みます。

では、
円高か円安かどのような要因によってそれが決まるのかって話ですが、
これは色々な要因があって、
一概に「こうなれば円高に進みます!」とか「これがあったら円安に進みます!」とか
安易に言えるものではありません。
まぁそんなのがわかったらFXでもやってパッパッとお金稼いでますよって話です。笑

ただ色々な要因がありますが、
その中でも日本の【ファンダメンタルズ】は大きな要因の1つになると言われています。

ファンダメンタルズとは
「経済成長率」「国際収支」「物価上昇率」「失業率」などを指し、
これらは日本の経済力をみるための『経済の基礎的な条件』です。

この数字で以下の要素を測ることができます。
「経済成長率」…経済(GDP)がどのくらい成長しているのか?
「国際収支」…外国とのお金のやりとりがどの位あるのか?
「物価上昇率」…物価がどの位上昇しているのか?
「失業率」…失業している人がどの位いるのか?

これらの数字を見ると、
日本経済が現在どのような感じで推移しているのかが、
大まかに見ることができ、
その中でも「経済成長率」と関係が深い『景気』によって、
為替相場は変動しているとも言われています。

簡潔に言えば、
日本の景気が良くてアメリカの景気が悪ければ、
円を買う人は多くなり円高に進む可能性が高くなり、
日本の景気が悪くてアメリカの景気が良ければ、
円を買う人は少なくなり円安に進む可能性が高くなる、
という見方もあります。

こう見ると日本だけでなく、
アメリカのファンダメンタルズも、
「円高」「円安」を動かす要因の1つになっており、
一概に日本国内の経済だけ見ていても、
安易にその動向を見極めることは難しいです。

もっと広くいってしまえば、
日本とアメリカだけではなく世界経済とのバランスも、
円高円安を動かす要因になっています。

世界的にリスクオフとされる相場(市場の異変や経済の悪化が予想される時)は、
安全資産の「円」が買われる傾向があります。
世界的には「ドル」も安全資産なのですが、
今のところ優先順位としては、
「円」の方が「ドル」よりも買われる傾向にあります。

風呂敷がどんどん広がっていきますね。笑

円高円安の影響

一般的には貿易の面から見ると、
円高になると輸出企業は損をし、輸入企業は得をする、
円安になると輸出企業は得をし、輸入企業は損をする、
と言われています。

円高は「円の価値が上がること」なので、
海外から見ると日本の商品は割高になり、
買い手がつかなくなるので、
輸出企業は商品の価格を下げるなどして調整し、
その結果、儲けが減るようになります。
逆に輸入企業にとっては、
海外の商品が割安になるので、
これまでよりも安く仕入れなどが、
行えるようになります。

逆に…

円安は「円の価値が下がること」なので、
海外から見ると日本の商品は割安になり、
これまでよりも安く購入できるので、
輸出企業はどんどん物が売れるようになります。
逆に輸入企業にとっては、
海外の商品が割高になるので、
これまでよりも高い価格で仕入れを行うようになり、
財政を圧迫するようになります。

日本は、
貿易黒字国(輸出額-輸入額がプラス)なので、
輸出企業が日本の企業を支えている構図になっています。

なので、
貿易の観点から見ても、
輸出に有利な円安の方が望ましいという見方もされています。

ちなみに消費者の目線になると、
円高でメリットになることもあります。

それは、
海外からの輸入品が安く購入できたり、
安いお金で海外旅行や海外での買い物ができるようになることです。

ただ同時に、
海外の旅行者からは、
日本からの輸出品や日本への旅行、買い物は割高になってしまうので、
敬遠されるようになりますね。

ここらへんは、
円高が与える影響の1つなので、
これが全てとは言えません。

あくまで、「こんなこともあるよ」って話です。

行き過ぎはよくない

上の記述で、
『輸出に有利な円安の方が望ましい』と書きましたが、
かといって、
今後ずっと円安に振り切れるのがいいのか、
というとそれは少し違うかなというのが私の意見です。

「円高」「円安」はそれぞれ一長一短の面があり、
どちらが良いとは一概には言えないと思います。
国内の企業も全てが輸出業ではありませんしね。

自国通貨の価値の変動は、
物価の変動につながっており、
強いては経済の動向につながっています。

物価の価値が上がり続けることを『インフレ』
物価の価値が下がり続けることを『デフレ』
と言いますが、
「物価の価値」は「通貨の価値」に反比例して動きます。

行き過ぎた「円高」や「円安」は、
同時に行き過ぎた『インフレ』『デフレ』を引き起こすことになり、
経済の破綻につながっていきます。

一個人がどうこう出来るレベルではないですが、
今後為替の動きを見ている時に、
「円高」か「円安」に大きく動く時があったら、
どういうことが原因で起こっているのか、
そして、
それが日本経済に対してどういう影響を与えそうかというのを、
考慮して見たりすると、
何か面白く感じるようになるんじゃないかなーと思います。

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