個人向けの水まわり緊急修理業界では唯一の上場企業となる「アクアライン」
2015年8月に東証マザーズへの上場を果たした企業ですが、現時点での割安性や成長期待など色々良い要素が詰まっているみたいなので注目してみました。
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当社事業の強み
個人向けの水回りサービスがメイン事業ということで上場企業内では競合のいない当社ですが、同じような業種の企業は世の中に数多くあります。
アクアラインは「水道屋本舗」の屋号で水回りの緊急修理サービス事業を展開しており、HPで以下10項目の強みを【水道屋本舗が選ばれる理由】としてあげています。
- お見積り無料
- 年中無休
- 納得の安心価格
- 無料保証制度
- PL保険加入店
- 店舗・法人にも対応
- 信頼と実績
- クーリングオフ
- 清潔
- 業務提携
今回アクアラインの競合他社となりそうなところを少し調べてみたのですが、上記の【1】【2】【3】は特段アクアラインだけに限った強みではないかなと思いました。
では実際の利用者目線で見たときに強みとなる部分はどれか?
といったら【4】【5】【7】【8】【9】が他社と比べた際、優位性が多少出るものかなと感じました。
ただ投資家目線で見たときにそれだけに企業の独自性を見出して投資をするのは材料として弱いかな、と個人的に思います。
そこで残りの【6】【10】で事業としての明確な強みを見出したいのですが、
【6】はそこまで強みといえるものではないです。
なぜなら既に店舗・法人に対しては上場企業内でもサービスを展開している他社があるからですね。
となると最後に残った【10】が、
一番投資をするにあたってアクアラインの強みとなる部分ではないのか?と私は判断しました。
【10】の業務提携ですが、
アクアラインは現在以下の企業と業務提携を結んでいます。
・アクトコール
・グランデュース株式会社
・JBR
・ALSOK
・西部ガス
・大阪ガス
他
アウトソーシングで水回りトラブルを受けている業者だったり、
浄水器の販売会社だったり、
企業間で協力体制が構築できるネットワークがあるんですね。
こういうネットワークは同業他社と比べた際、大きな強みになるのではないでしょうか。
割安指数や今後の成長期待
アクアラインの現在のPERは【11.3】で東証マザーズのサービス業としてはかなりの割安指数になるのではないかと思います。
冒頭でも述べたとおり、
個人向けの水まわり緊急修理業界で上場している企業は他におらず、
同業他社の指数はぼんやりとした数字になるので、
単純な比較は難しいですが、
個人的には20倍くらいあってもいいのでは?と分析しています。
今期はサービス強化に向けた増員などで販管費が増え、
利益が前年と大差ない数値で推移していますが、
繁忙期といわれている8月/12~2月以外の売上も上昇しているので、
今期の業績は予想より上振れる可能性も大いにあると思います。
来期以降、営業利益率が前期と同等の割合まで戻れば売上&利益も大きく上昇する余地はあるのではないでしょうか。
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