自然派化粧品の開発・製造・販売を行っているハーバー研究所。
前年度下期から主力となる化粧品事業が好調で、このままいけば株価のブレイクアウトも期待できそうなので取り上げてみました。
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人気のスキンケア商品「スクワランオイル」
スキンケア商品「スクワランオイル」がコスメ美容の通販サイト『@コスメ』で殿堂入りを果たすなど化粧品事業が好調に稼働しているハーバーオイル研究所。
前年度はテレビCM・ネット広告等を強化し認知度向上に重点をおき事業を展開していました。
前年度の下期あたりからですが、その認知度向上の影響が大いに出てるみたいで、それは今期の業績にも顕著に表れています。
あまり私は化粧品事業に詳しいわけではないのですが、ハーバーオイル研究所の業績を見ると季節変動の影響なのか、春夏はあまり収益が芳しくないように見えます。
ところが今期は前年度と比較すると春夏も大幅な増収増益で推移しており、
ここから秋冬の下期決算も発表されていくわけですが、
前年度のペースを考えると大きく上振れる可能性は大いにあるのでは?と思っています。
【各四半期毎の営業利益】
単位:百万円 | 2016年度 | 2017年度 |
4-6月 | -336 | 167 |
7-9月 | 22 | 392 |
10-12月 | 754 | 2017/2/13発表 |
1-3月 | 1,085 | – |
割安性は?
事業が好調でここから業績アップの期待もある当社ですが、
今の株価に対しての割安性を見てみようと思います。
今のPERが【13.8】
※2017/2/8時点
四季報比較会社
4927ポラオルH【34.8】
4926シーボン【38.7】
4921ファンケル【15.8】
株探比較会社
4924シーズHD【27.7】
4922コーセー【25.4】
4919ミルボン【23.9】
営業利益倍率※8〜10倍を切ると割安
9.16
PEGレシオ※2を超えると割高、1未満なら割安
0.005
1株あたりのキャッシュを除いた実質PER
16
色々な指数を見てみると、
ある程度の割安性はある方なのではないかと見ています。
同業他社指数やPEGレシオを見ると、
メチャクチャ割安!!
と感じるかもしれませんが、
この指数が突出して割安に見えるのは、
当社の業績推移に安定性が欠けているゆえにこのような数値になっていると推察します。
過去5年の営業利益推移
2012.3月度/1,035百万円
2013.3月度/427百万円
2014.3月度/1,254百万円
2015.3月度/282百万円
2016.3月度/1,525百万円
ジェットコースターみたいな業績推移です。笑
この安定性に欠けているのは同業他社と比べて
まだあまり認知度等が浸透していない影響もあるのかなと見ています。
化粧品に詳しくない私でも上記の同業他社に関しては企業名くらいは聞いたことがありますからね。
それらと比べるとまだあまり消費者層を安定的に確保できるところまではいけてないのでしょうか。
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直近の高値は4500円
月足のチャートを見ると2015年8月に4500円の高値をつけた後は優待の変更や昨年の円高によるインバウンド需要を懸念された影響か下落傾向にありました。
ところが昨年に今期の第2四半期決算を発表したあたりから株価が上昇ムード。
次の決算で大きな上方修正などがあれば4500円の高値を超えてブレイクアウトしそうな気配もあります。
決算の上方修正を見越して購入してみるのも面白いかもしれませんね。