ユニバーサル園芸社【6061】今の株価は買い?注目銘柄を徹底分析!

オフィスなどへのレンタルグリーン事業をはじめ、園芸雑貨・生け花などの小売業も展開しているユニバーサル園芸社。
上場企業内では同業他社も少なく、業績を伸ばしているので注目してみました。

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事業内容

ユニバーサル園芸社は3つの事業から成り立っており、それぞれの事業内容や売上高割合を見ると、以下のようになります。

【2016.6月度業績】
グリーン事業(66.5%)
オフィスなどへのレンタルグリーン事業
園芸関連商品取扱事業
造園事業

小売事業(19.2%)
個人顧客向けのガーデンセンター、フラワーショップ

卸売事業(14.3%)
造花、観葉植物などの国内への卸売

売上高の割合を見ると主力はオフィスなどへレンタルを行っているグリーン事業と見ることができます。
自社の事業は上海やアメリカでも展開をしており、今後も積極的な海外事業の展開も行っていくと思われます。

事業の成長性

上場以来、順調に業績を伸ばしてきていますが、今後の成長性はどれくらいありそうなのか?
諸々見解を述べていこうと思います。

まず土壌としている園芸市場全般に関しては、
これから大きな成長があるかといったら、特段そうでもなく、
かといって大きく落ち込むこともなく今後も横ばい傾向で推移するとみています。

その中で当社が主力としているグリーン事業に関しては企業の緑化取組(壁面緑化や屋上緑化など)がCSR活動の一環としてある程度行われると思われ、需要もそれなりにありそうです。

自社が発表している2016年度の決算報告書ではレンタルグリーン事業における国内シェアが5%程度と見ており、シェアの拡大余地は大きいと触れられてあります。

国内におけるレンタルグリーン契約件数も年々増加しています。

2016年度/10,493件
2015年度/9,949件
2014年度/9,346件
2013年度/8,997件
2012年度/8,531件

ただ気になるのは直近の契約件数の伸びがやや鈍化していることです。

中期的な将来ビジョンとして、
2020年度までの連結売上高100億円を目指していますが、
その目標達成のためには、この契約数をこれまで以上に伸ばしていくことが必要不可欠になると思います。

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他社との優位性は何か?

今後も契約数を大きく伸ばしていくためには、
自社ならではの強みが必要ですが、
それは何なのか?

ホームページを見ていると、
以下の点を強みにしているのかな、と思いました。

  • 技術力
  • 人材(サービス)
  • 財務
  • 上場企業というブランド

経営理念だとか、社風だとか色々とホームページでは自社の強みを述べられていましたが、
実際の事業において他社との優位性を測るための強みは何か?と言うと上の4つだと私は思います。

そして、
この4つの中で、
今後の事業拡大につながりそうな1番の材料は何かというと、
人材(サービス)ではないでしょうか。

ホームページでは、
人材のレベルの高さとして、
社員の多くが農学部、環境系の出身だとか、
まじめで素直だとか、
笑顔を売り物だとか、
言ってましたが、
そんなのではなく実際に社員が顧客に対して提供しているサービスで他社と明確に差別化できるものが何なのか?
この部分で何か強みとしているものがあるのであれば今後の成長期待も大いにあると思います。

価格なのか?
営業力なのか?
それとも全く別のサービスなのか?
ここらへんをIRに聞いてみて何か発見できるものがあれば面白いですね。

指数は割安、昇格期待も?

園芸事業唯一の上場企業ですが、
ジャンル的にはサービス業にあたり、
その中で比べるとPERもわりかし割安だと思います。

株式分割や優待拡充など、
投資家層の拡大や株式の流動性を高める施策も色々行っており、
昇格期待の要素も密かにあるのでは?
と思ってます。

現在、東証JQ市場の在籍なので、
ここから昇格するとしたら、
まず東証二部を目指すことになるとは思いますが、
先述の成長期待に関する要素も明確に持てるのであれば、
非常に面白い銘柄だと思います。

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