新コスモス電機【6824】今の株価は買い?注目銘柄を徹底分析!

家庭用ガス警報器でトップクラスのシェアを占める新コスモス電機。
今期からガスセンシング技術で世界のリーディングカンパニーとして活躍しているフィガロ技研を子会社化するなど今後の成長性に期待が持てそうなので取り上げてみました。

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今期2Qからフィガロ技研を子会社化

今期の第2四半期からフィガロ技研を子会社化したことによる影響で業績が急増してきている新コスモス電機。

今期の業績を各四半期毎に見るとその影響度合いが分かります。

決算期(単位:百万円) 売上高 営業利益 前年比(売上/利益)
16.04-06/1Q 4,482 122 +3.9%/-21.7%
16.07-09/2Q 6,258 386 +19.9%/-42.1%
16.10-12/3Q 6,032 360

+39.9%/+78.2%

2Qはフィガロ技研の株式取得に関する費用、のれんの償却に伴う費用の発生から利益は前年比で大きく落ちてますが、売上は伸びてきています。
3Qからは2Qにかかった子会社化による費用は発生していないので、利益も大きく伸びるようになりました。

業績の推移などは決算書には累計の数字しか計上されませんが、
このように各四半期ごとの数字を見ると、
その時々に起こった業績の変化が見て取れるようになります。

現在新コスモス電機の第3四半期累計決算の数字は前年比で見ると利益がやや落ち込んでいますが、
下半期にかけて回復してきている売上高営業利益率とフィガロ技研の子会社化による影響を考慮すると、通期の予想に関しては達成するのでは?と見ています。

2月の3Q決算発表以降、
株価は下落傾向にありますが、
恐らく業績予想に対しての進捗が良くなかった影響で、
下がっているのではないでしょうか。

個人的な見解ですが、
この下落は一時的なものになるんじゃないかなと思います。

四季報の来期予想は営業利益24億

フィガロ技研の子会社化による業績の影響を踏まえてか四季報の来期業績予想では、売上高275億、営業利益24億と大幅なアップとなっています。

1株益(EPS)も今期95.5円⇒来期140円と予想されており、
この予想通り達成されるのであれば株価も大きく上がるのではと思います。

同業他社のPERと比較すると現在新コスモス電機についているPERは13.4(2017/3/25時点)でわりかし平均的な数値と見ます。

【四季報比較会社】
6745ホーチキ/PER11.0
3302帝国繊維/PER14.3
※7734理研計器は直近の四半期が下降しているので除く

単純計算ですが、
来期予想のEPS140円×PER13.4=株価1876円くらいになる余地は大いにあると思います。

あくまで現時点での見解ですけどね。

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フィガロ技研とのシナジーに期待

2016-2018の中期経営計画を見ると、
フィガロ技研のグループ化に伴いガス製品に関するIoTやAIの最新技術に対応した商品開発も今後進めていくことが記載されています。

「中期経営計画2016-2018」策定のお知らせ(2016.11.11)

新コスモス電機株式会社HPの株主・投資家情報でご確認ください。

業績の連結化以外にもこのような商品開発などのシナジー効果も今後は期待が持てますね。

現在ガス・電気の自由化により業界全体への注目も世間的に集まっているので、
何か株価が上昇する材料が発表されたら一気に上抜ける展開にもなるかもしれません。

 

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