銘柄選定は東証一部昇格だけではダメ!

最近当ブログに来るアクセスで東証一部昇格関連のキーワード流入が増えてきています。
具体的には以下のようなワードですね。
『東証一部 昇格候補』
『東証一部 鞍替え』
『東証一部 昇格 条件』
etc…

ネット社会におけるこのご時世。
今や儲かる投資法というのは口コミやらインターネットやらですぐ拡散します。

ここ1~2年前からですが、
東証一部昇格というのは、
ある種の投資法のトレンドになっているように思います。

手っ取り早く東証一部昇格の推奨銘柄を探している方は、
以下当ブログで紹介している銘柄を『昇格株』のタグでまとめてますので、
こちらをご覧いただければと思います。

▼『昇格株』キーワードでまとめた銘柄一覧です!
https://kabutousi.net/tag/promotion/

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ここからが本題

さて、
ここから先は『東証一部昇格候補』を自分で見つけれるようになって、
それが『儲かる銘柄』か『儲からない銘柄』かきちんと分別がつけれるようになりたい!
という野心(?)を持っている方向けに書きます。

それ以前に東証一部昇格候補の探し方を知りたい方は以下別記事をご覧ください。
https://kabutousi.net/20161203143748-2/

冒頭でも述べたように、
「東証一部昇格」というのは1つの投資法として今や大変注目されているワードになります。

ただ悲しいかな。

投資に限りませんが、
儲かる手法というのは、
周囲に広まってしまった頃には、
もう既に儲からない手法になっているものです。

もちろん『東証一部昇格』も然り。

最近では東証一部昇格の可能性を感じさせる銘柄には昇格前から既にかなりの買いが集まっているように思います。

東証二部(もしくはマザーズ)に新規上場した1年後に一部昇格が狙えるようになる『1年ルール』が該当する銘柄など、
昨年の同時期と比べると、
それだけで儲けが狙えるような銘柄は格段に減ったように見えます。
(ざっと見た印象ですが。)

もう東証一部昇格の事象だけではあまり株価の上昇は見込めなくなってきてますね。

大事なのは割安性

東証一部昇格だけでは株価の上昇は見込めなくなってきていますが、
「じゃあもう昇格候補の銘柄を探すのはやめとこう!」
というのは時期尚早です。

東証一部昇格は今でも多くの投資家の買いが集まる大きな材料になります。

大事なのはその銘柄を買いたいと思う投資家が今後集まりそうかどうかというのを見極めることです。

株価は今ついている値より高値で買う人がいれば上がるものです。
その数が多ければ多いほど株価はどんどん上昇していきます。

今の株価より高値で買う人が多いというのは、
今の株価を『割安』と思ってる人が多いという見方もできます。

ここであえて『見方』という言い方をしたのは、
必ずしも買いが集まる理由は『割安』だけではないからです。
例えば優待に魅力を感じる方や、
純粋にその企業を応援している方、
まだ開発途中の技術に企業の将来性を感じた方など、
株価とは一切関係なく株を買う人はいます。

ただ一般的に株の買いが集まる時は、
その株に対してついている株価が割安であると判断されている時が多いです。

つまり、
東証一部昇格を匂わせる銘柄をあなたが見つけた際、
まずそれが買いかどうかを判断するには、
その銘柄の割安性を測ることが一番大事になってきます。

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割安性の測り方

株価の割安性を測るには色々な手法がありますが、
ここではその中で最も一般的な割安性の測り方をお伝えしようと思います。

それは、
同業他社のPERと比較すること
です。

この場合の同業他社は四季報の比較会社を参考にするといいと思います。
ただその比較会社でも業績が悪いものと比較するのではなく、
今期以降業績が良いものと比較するのをお勧めします。

その比較会社に対して、
PERが低ければある程度割安性はあると判断してもいいと思います。

もちろん昇格期待で見つけた銘柄自体にも、
来期以降業績が良いと判断できることが最低条件です。

成長期待や魅力的な優待もあれば大化けも

昇格期待がある銘柄に割安性も判断できれば、
十分買いですが、
更に成長期待や魅力的な優待もあれば、
大化けの可能性もあります。

成長期待とは売上および利益が年間および直近の四半期で20%以上成長しているような銘柄、
魅力的な優待とは一概には言えませんが、利回りでいったら5%以上はあるような銘柄でしょうか。

優待に関しては、
自社サービスの割引券などを配布しているところもあり、
実質的な価値が分かりにくいものも多々ありますが、
そのような優待品で利回りを計算したい場合は以下のようなオークションサイトで、
その価値を測ってみることをお勧めします。

オークファン

ちなみに優待利回りの計算は以下で算出します。

優待利回り(%)=株主優待の価値÷投資金額×100

注意しておきたいのは、
優待には優待利回りでは測ることのできない魅力もあるので、
この数字はあくまで参考にする程度がいいと思います。

昇格期待+αであればまだまだいける!

冒頭でも伝えたように、
『東証一部昇格』を狙う銘柄は今や多くの投資家が狙っている手法であり、
それだけでは儲けを得られるような投資法ではなくなってきています。

ただこの記事内でもお伝えした『東証一部昇格』+αの要素があれば、
まだまだ利益は大いに狙える投資法ではないかと思います。

そこまで調べるの面倒くさい…

なんて思う方もいるかもしれませんが、
周囲が『面倒くさい』と思って取り組んでいない分野こそ、
儲けが生まれる可能性があります。

周りと同じことをやっても投資の世界では儲からないって話ですね。
もちろん当てずっぽうに逆張りするのが良いということではありませんので、あしからず。

 

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