新高値の株は買い?ブレイクアウト銘柄はチャートと業績で読む!

新高値の株は買い?ブレイクアウト銘柄はチャートと業績で読む!

『新高値』という言葉をあなたはご存知ですか?

株で言えば、
株価が上昇して過去につけていた高値を超えた時の状態です。

過去の高値ラインを超えて上昇していくこちらのチャート。

チャート

新高値をつけたあとどんどん上昇していっています。

株式投資ではこういう新高値をつけた株を買う投資法があり、
実際にそこから株価が何倍にもなることがあります。

ブレイクアウトってやつです。

ところが全ての新高値をつけた株がこのようにブレイクアウトしていくわけではありません。

逆にブレイクアウトしない株の方が多いです。

ですが!

きちんとした分析をすればある程度ブレイクアウトする銘柄を見極めることはできます。

今回はそこらへんのポイントとかをお伝えします。

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ブレイクアウトしやすい新高値株のチャート

「新高値」をつけた株でブレイクアウトするパターンが多いのは、
過去の高値からある程度間隔が空いている銘柄です。

期間でいうと1年以上

前回の高値から1年以上の間隔があいて上昇してきた株は、
ブレイクアウトする確率が結構高いです。

こちらはその具体例。

具体例(1)エスティック

エスティック

2015年6月に1497円の高値をつけて以降、1年間そこから下値のラインを推移。
2016年6月にその高値を更新してからは1年半で3倍以上の4820円まで上昇する。

 

具体例(2)RIZAP

rizap

2015年5月に542円の高値をつけて以降、2年間そこから下値のラインを推移。
2017年5月にその高値を更新してからは半年で6倍近くの3090円まで上昇する。

 

1年以内の新高値でも上がっていく株はありますが、
全体的には前回の高値から1年以上間隔が空いてる銘柄が比較的上昇の幅も大きく長く上がり続けます。

ブレイクアウトしやすい新高値株の業績

さらにブレイクアウトする株を見極める精度を上げるために、
業績部分にも注目します。

見る部分としては売上と利益。

3年以上増収増益が続いており、
かつ
大きく伸びているかを見ます。

先ほどのエスティックとRIZAPの業績を見てみましょう。

 

エスティック[2013年度~2017年度]

2013年度 売上2,497百万円 営利455百万円 経利517百万円 純利292百万円
2014年度 売上2,733百万円 営利503百万円 経利526百万円 純利318百万円
2015年度 売上2,903百万円 営利564百万円 経利620百万円 純利370百万円
2016年度 売上3,573百万円 営利641百万円 経利695百万円 純利458百万円
2017年度 売上4,136百万円 営利915百万円 経利929百万円 純利598百万円

 

RIZAP[2013年度~2017年度]

2013年度 売上17,840百万円 営利832百万円 経利941百万円 純利402百万円
2014年度 売上23,910百万円 営利1,127百万円 経利1,303百万円 純利2,698百万円
2015年度 売上39,101百万円 営利2,108百万円 経利1,946百万円 純利1,636百万円
2016年度 売上53,937百万円 営利3,159百万円 経利2,806百万円 純利1,587百万円
2017年度 売上95,299百万円 営利10,212百万円 経利9,604百万円 純利7,678百万円

 

特別利益は一時的な要因で大きく膨らんでしまうケースなどもありますが、
基本的には売上、利益ともに10%以上推移してるかを見たりします。

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新高値投資が身につく本

ここまでお伝えした通り、
新高値の株は『チャート』と『業績』の2つの観点から分析すると、
より精度の高い投資ができます。

精度が上がることによって、
「これだ!!!」という株を見つけるのは、
中々時間がかかりますが、
中途半端な株を買って損失を出してしまうよりは遥かにいいのではないでしょうか。

あと新高値投資において非常に参考になる書籍を紹介させていただきます。

新高値投資をより極めたいという方にはものすごくタメになる本です。

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新高値をつけた株でどういう銘柄が買いなのか?
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新高値投資においてバイブルと呼べる内容が詰まっています。

新高値ブレイク投資術

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先述の「株の公式」のチェックリストと重なっているところがありますが、
重複しているということはその分、その投資術の精度の高さを意味します。
様々な書籍と併せ複合した自分だけの買い方というのを築いていくのも株式投資において成功する一つの近道といえます。

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株価が新高値をマークするにあたり、どのようなチャートが良いと判断できるのか、数種類にわたるチャートの形式に買いポイントを交え記されています。

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