新高値レシオ&ディストリビューションデーで相場の強さを測ろう!

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以前別記事でさらっと書いてましたが、相場の指数を測る指標みたいなものなので1つの記事にまとめておこうと思います。

自分はこの2つを毎日測っています。ご参考までに。

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相場の強さを測る新高値レシオ

林則之さんというファンドマネージャーの方が書籍「株の公式」で定説されている相場の強さを測る指標的なもの。

簡単にいうと次の公式に数字を当てはめて相場の強さを測ります。

過去1年間の高値をつけた銘柄数÷東証1部の全銘柄数=新高値レシオ(%)

それぞれの銘柄数は以下のサイトで毎日更新されてます。

具体的にこれが何%になったから良いという目安はないのですが、大体2014年のアベノミクス相場が7%程だったので、私はそのラインを参考にしてます。

またこの1年来高値をつけた銘柄を確認する時にその中で時価総額TOP50の銘柄(大型株)で2年来の高値をつけてるのがいくつあるかを見るようにしています。
これらの大型株は東京市場の時価総額の大半を占めます。
つまり大型株で新高値に達してるものが多くなってくると相場全体が上がってきていると捉えることができます。
新高値レシオとは別の見方ですが、この2年来の高値を更新する大型株が多くなってきたら数年周期で流れている上昇相場が近いという判断もしています。 

暴落相場の危険シグナルを測る「ディストリビューションデー」

『ディストリビューションデー』はウィリアムオニールが提唱する相場の危険シグナルを測る指数的なもの。

具体的には、
株価指数の終値が前日比マイナスを記録するとともに 出来高が前日より増えた日
というのを 2~4週間の間でどれだけあったか計測し、
その数が5回以上あると相場の暴落が近いことを知らせる危険シグナルになります。

株価指数が下がっているのに出来高が増えるというのは「機関投資家が売り抜けた日」と考えられ、実際に2008年の8~10月(リーマンショック前)や2015年の6月(チャイナショック前)にはこの『ディストリビューションデー』が月に7回以上計測されるサインが複数回あったらしいです。(私自身が測ったわけではありませんがそのように言われています。)

私はいつも日経平均株価の指数でこの定義を当てはめて計測しているのですが、5回目が計測された時点でポジション縮小を検討するようにしています。

ちなみにこちらの本で『ディストリビューションデー』について書かれてます。

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あくまでこれらの指標は参考程度に、しかし軽視はしない

以上、私が日々計測している2つの指標を紹介させていただきました。
重ね重ねですが、これらの指標はあくまで相場全体の様子を測る参考値として私は取り扱っています。
この数値が悪かったから極端に買いを抑えたり、慌てて手仕舞いするようなことはしません。
その時々でポートフォリオに揃えている銘柄のパフォーマンスやシナリオを相場全体の様子やこれから想定されるリスクなどと鑑みて最終的な判断をするようにしています。

ただ、だからといってこの指標を軽視もしていませんけどね。

この指標が悪い時に流れてくる不安材料等は些細なことでも普段以上に警戒する必要があると判断しています。

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