関西圏を中心とする小中高生に向けた学習塾をはじめ、保育園、英会話教室などのサービス業を営む京進。
順調に成長している事業内容とチャートの形がいい感じなので少し取り上げてみようと思います。
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2020年ビジョンは売上高200億
毎年堅調に売上高を伸ばしている京進。今期予算も前年同期比10%増の売上130億、営業利益5億と増収増益を見越しており、順調に事業は稼動しているみたいです。中期の計画では2020年に売上高200億の達成、関西一の学習塾の実現、国際企業への脱皮を掲げるなど企業としての成長意欲が伺えます。
3つの教育セグメントが収益源
3つのセグメントからなる京進の事業構造。その内訳は以下のようになっています。
第1教育事業:
学習塾事業(小中部、高校部、個別指導部)、個別指導教室フランチャイズ事業
第2教育事業:
国際人材交流事業、日本語教育事業、研修事業(株式会社アルファビート)
第3教育事業:
幼児教育事業、保育事業、英会話事業
もともと学習塾である第1教育事業がメインでしたが、近年は第2教育事業、第3教育事業の成長にも注力しており、中期目標の達成には既存事業の拡大に加え、新規事業となる第2、第3の教育事業がどこまで成長できるかが鍵となってきそうです。中でも第3教育事業の保育園は、どんどん立ち上がっており待機児童解消に向けた市場の需要もあり急速に伸びてきている傾向があります。
平成29年5月期の第1四半期決算短信を見ると、今期に入り第3教育事業がようやく黒字化してきていることが分かります。前年同期末と比べると、保育園数は13園増加、英会話教室は2教室増加と児童・生徒数が順調に伸びていることが収益につながっているようです。
第2教育事業に関しては前期に引き続き、損失が上回っているみたいですが、こちらもじわじわと減少傾向にあります。損失の大半は費用が1~2年先行して発生する事業特性に起因するもので、こちらも近い将来の黒字化が見込めそうではあります。
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月足チャートの形は凄く良し!
業績が好調に推移する中、ここに来て株価もちょうどいい感じで上がってきています。
こちらは月足でみたチャートなんですが、2015年6月につけた高値397円を超えそうなところまで最近は上昇。
約1年半ぶりのラインまで上昇してきましたが、ここを超えてくれば株価も上抜けそうな感じはします。
ただその後は2007年につけた485円がラインになってきそうですが……。気のせいですね。