日用品、化粧品の卸売業および小売業者やネット通販に対応した物流業を展開。今期、物流センターの稼働率向上や販管費が一定水準に抑制されたことで業績が飛躍的に伸びている。
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低PER、低PBRの割安株
平成29年3月期の第2四半期決算発表で連結予算を大幅に上方修正してきたハリマ共和物産。(売上前期比7.4%増、営業利益同31.1%増、純利益同27.5%増)
業績が伸びてきている主な要因としては、有力小売業との取引拡充により売上高が上昇(前年同期比111%)したことや、物流センターの稼動率向上と作業効率が高まったことによる販管費のコスト抑制によって営業利益が上昇(前年同期比165%)したことが挙げられます。
昨期の決算では、新規物流センターの開設に伴う初期費用や既存物流センター設備刷新の減価償却費が発生していたので、これらの設備投資が今期になり業績に繋がって来た感じでしょうか。
これまでの業績の印象としては売上、利益面の浮き沈みの波がある感じでしたが、今後はこのような事業の効率化などでどんどん業績が伸びてくるかもしれません。
淡い成長期待も抱きつつ、現状のPER・PBRも低い指数なので現時点での割安感も魅力の一つであります。
チャートも直近で急上昇!目先は下がるかもだが悪くはない
チャートは先月だけで40%の伸び率を記録するなど急上昇。決算の上方修正が材料になった感じですが、かなりの急角度で上がりました。12月に入り少し調整の下げが入っていますが、月足チャートの形としては悪くないと思います。
11月の決算上方修正で2014年10月につけた高値1300円を超えて上抜けたチャートは以前上下していたボックス相場の域を出て次のボックス相場に移行したと見ます。つまり2年前は天井となって抜けきれなかった1300円のラインが今度は下値を支えるサポートラインになると思います。下がっても恐らく1300円近辺で反発するのではないでしょうか。
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とりあえずは様子見
割安性やチャートの形などいろいろ魅力的な点を伝えてきましたが、現時点では即購入とまではいかず様子見をしていようと思います。
理由としては当銘柄を新規で購入するよりは現在のポートフォリオに揃えている保有銘柄を買い増しするほうがもっといいパフォーマンスが見込めるかなと現時点では判断しているからです。
あくまで個人的な趣向なので、特に購入するのを否定的に見ているわけではありません。市場の動向なども見つつ、私自身今後購入する可能性も大いにあります。