食品スーパーマーケットを始めとする流通小売業への販売支援を行っているアイドマMC(マーケティングコミュニケーション)。
マーケティング分析からプロモーション提案、チラシ制作まで一貫受注しており、2016年3月に東証マザーズに上場しました。
今期中(平成29年3月期)に東証一部(もしくは二部)への市場変更申請を行うことを公言するなど、昇格に対しての意欲も熱いので、取り上げてみます。
スポンサーリンク
上場後、株式分割&立会外分売を実施。そしてまた立会外分売。
2016年の3月、東証マザーズに上場したアイドマMC。
同年8月に株式の立会外分売、10月に1⇒2の株式分割を実施するなど上場後も株主数の増加と株式の流動性向上を積極的に行ってきました。
そして、また!
2017年の春に2度目の立会外分売を実施することを発表!
短期間で立て続けに施策を行うということは……と思い、IRを見ると今期中に市場変更申請を行う狙いがあることをしっかり公言していました。
最新の四季報で株主数、流通株式、時価総額を計算してみると、一部昇格に必要な数字は達成していると見ていますが、未だ積極的に施策を行うということは昇格への高い意欲があると感じられます。
昇格の時期としては、1年ルールが明ける2017年の4月以降になるのではないでしょうか。
申請は公言どおり、今期中に行う可能性は高そうですけどね。
逆にここまで公言していて行われなかった場合は、昇格期待値の剥落につながり、株価も下がると思われます。
もう一つの魅力は割安性
アイドマMCの業種は【情報・通信業】に分類され、東証一部内においての同業種平均PERは22.5と比較的高い数字になります。
▼東証一部の業種平均PERはこちらで見れます
http://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/misc/04.html
(リンク先:日本取引所グループ)
高PERの【情報・通信業】において、現在アイドマMCのPERは14.9と割安な数字なのも魅力です。
四季報に記載のある比較会社6058ベクトル(PER48.2)、2178トライステ(PER29.2)を見ても分かるとおり、大分割安性がありますね。
スポンサーリンク
成長性は今の段階では今ひとつ
昇格期待×割安性と2つの魅力を秘めたアイドマMCですが、個人的にはあと成長性の魅力が欲しいところです。
企業HPを見ると、自社内でアプリの開発や新規事業の立ち上げ準備なども行っているみたいなので、その部分の収益性が見込めるようになると、株価も大きく上昇する材料になると思います。
現段階では投資する対象には至りませんが、
上記で触れてたように、株式分割or立会外分売などの施策を積極的に行いつつ、東証一部(もしくは二部)への昇格を公言している割安銘柄は中々ないので、オススメではあります。
▼東証一部昇格期待株に関する参考記事
https://kabutousi.net/20161203143748-2/