九州を中心にビジネスホテルをチェーン展開している『アメイズ』。
ホテルの宿泊とホテル内の飲食が事業の中心となっており、業績も好調なので注目してみました。
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積極的な店舗展開で前期は大幅増収増益
前期(2016年度)は10店舗を新規開店するなど意欲的にチェーン展開をすすめてきたアメイズ。
業績も最高益の計上で着地となりました。
年度別業績(単位:百万円) | 売上 | 営業利益 |
2015.11 | 10,908 | 1,679 |
2016.11 | 12,487 | 2,271 |
2017.11(予) | 13,000 | 2,500 |
今期(2017年度)の業績予想は前期まで展開していた新規開店を2店舗に留める影響で鈍化傾向にあります。
昨年度まで積極的に展開していた新店舗開拓は一旦終了となるみたいですね。
今期は内部体制の整備に注力
今期は店舗拡大を例年どおり進めない代わりに、人材の育成や内部体制の整備を推し進める見通しとなっています。
具体的にどのような課題を挙げているかというと…
- 付加価値の向上
- チェーンストア・マネジメントの追及
- 稼働率やリピート率の引き上げ
- 安定した経営基盤の確立
どこの経営からでも聞こえてきそうな課題ですが、
具体的にはコストの削減や体制の見直し、既存サービスの強化などを行っていくみたいです。
今期からは何か新しいサービスとか価格の見直しだったり、
今まで以上に顧客が当事業を利用したくなるような施策をどんどん出してくるかもしれませんね。
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株価は上場来高値を更新して上昇中
2013.8月に福岡証券取引所に上場したアメイズですが、株価は現在上場来最高値を更新して上昇中です。
【月足チャート】
月足チャートを見ても、上場以来右肩あがりで株価は上昇しており、非常にいい形をしています。
ただ指数を図ってみると現在の株価は特段割安性があるというわけでもなく、ここから購入するのは少し危ういのではないかと個人的には思います。
今期も例年通り、新規店舗の拡大を続けていく傾向であれば例年と同等の業績の上昇が見込めましたが、
今期注力される内部体制の見直しなどは業績がどうなるか不透明な部分があり判断が難しい部分があります。
ただ現在の拡大した店舗数でコスト削減やサービス強化の施策がはまったときは、大幅に業績がプラスされることになるので、株価を大きく押し上げる材料となる可能性もあります。
四季報を見る限りでは、今後自社建設やFC展開などを検討する旨も記されており、また前期までのような店舗の拡充が示唆されてきた時に再度購入を検討してもいいかもしれませんね。