株式投資

日本経済の勉強中/その1(景気について)

:2017年8月13日


経済
最近、経済の勉強中です。。

何故かというと、
私の株式投資スタイルは、
値幅を追いかけるテクニカル分析より、
企業価値と株価の割安性を測るファンダメンタル分析に重きを置いているから…。
すなわち経済が基盤になっているからです。

新高値投資や月足チャートなどテクニカル分析をまったく使っていないことはないのですが、
投資する銘柄で大前提としていることは、
「企業の将来価値に対して今の株価が割安であること」

それはつまり、
「将来的に成長していく企業」が最低限のハードルとなっているのですが、
じゃあその最低限のハードルをクリアするためには、
土台となる経済がしっかりしていないといけない。
しっかりしているかどうかを知るためには、
理解しないといけない。
理解するには、
勉強しなければいけない。
ってわけです。

株価と企業価値の割安性を測る投資だけでは、
現時点ではよくても、
上昇、下落を一巡する市場の流れという自然の摂理がある以上、
10年単位の長いスパンで見た時に今の投資スタイル、知識だけでは必ず行き詰まる局面が出てくると思っています。

一言で言ってしまえば「負けたくない」から
最近になって経済の分野まで着手するようになりました。

知識としては凄く浅いですが、
いつものように自分の備忘録も兼ねて、
今回は経済に関しての記事でも書いてみようと思います。

景気とは?

経済のニュースなどを見るとき、
よく「景気」って言葉を見かけます。

この「景気」ですが、
これがどういうことを言うか皆さんは説明できますか?

「給料」「生活水準」「会社の業績」
景気を連想させるものとして、
このような言葉が浮かんでくると思いますが、
景気とはズバリ!
「お金まわりの状態」を言います。

大勢の客が入って賑わっているお店を見た時、
「あの店は景気いいね~」とか言いませんか?

「景気がいい」=「お金まわりが良い」ってこと。

反対に、
店内ガラガラのお店を見た時、
「あの店は景気悪いね~」ってのは、

「景気が悪い」=「お金まわりが悪い」ってこと。

このようにお店の景気とは、
「お店に対して客がどれくらいのお金を使っているか?」
もっと端的に言えば「お店で使われたお金の合計」を指します。

では、
これが日本全体の規模になった場合、
「日本全体の景気」=「日本全体のお金まわりの状態」は、
何を見ればいいか?

お店を日本に言い換えればいいわけなので、
「日本国内で使われたお金の合計」が、
日本の景気となるわけです。

そして具体的なその景気を測る1つの判断材料として、
GDP(国内総生産)
という指標があります。

これが何を表すかと言うと、
簡単に言えば、
個人や会社を含めた日本国内で使われたお金の合計です。

で、
このGDPが前の年のGDPに対して何%増えたのか、という割合を
経済成長率
と言います。

この経済成長率がプラスで推移していれば、
経済が成長していると言え、
景気が前年よりもいいと見ることもできます

ただ、
GDPおよび経済成長率は、
あくまで1つの判断材料なので、
最終的に景気がよくなかったかどうかは、
色々な複数の指標で総合的に判断する必要があります。

GDPの定義

GDP(国内総生産)には、
きちんとした定義があります。

それは、
「国内で一定期間内(一般的には1年間)に生産されたモノやサービスの”付加価値”の合計金額」
です。

“付加価値”とは、
「生産の過程で新たにえられた価値」のこと。

文字だけ言われても何のこっちゃ!
という方に、
「付加価値」を小麦から作られるパンの過程で例えて説明します。

農家が小麦に付加価値を付ける

まず、
小麦を農家が生産する場合、
何もない状態から小麦を生産します。
※厳密には小麦を作るには種とか土地とか必要ですが、ここは省きます。 

生産した小麦の値段に50円という価格をつけて、
粉屋に売ります。

この時、
何もない状態から生み出された
小麦に50円という付加価値がつきます。

小麦の付加価値50円

粉屋が更に新たな付加価値を付け小麦粉にする

粉屋は50円で購入した小麦を使って、
小麦粉を作ります。

そしてこの小麦粉に70円という値段をつけて、
パン屋に売ります。

この時、
粉屋が新たに生み出した付加価値は、
小麦粉(70円)から小麦(50円)を差し引いた20円になります。

小麦粉の付加価値20円

パン屋が更に新たな付加価値を付けパンにする

パン屋は70円で購入した小麦粉を使って、
パンを作ります。

そしてこのパンに100円という値段をつけて、
お店で売ります。

この時、
パン屋が新たに生み出した付加価値は、
パン(100円)から小麦粉(70円)を差し引いた30円になります。

パンの付加価値

小麦からパンを売るまでのGDPは…

農家が小麦を作りそれを粉屋に売り、
粉屋が小麦から小麦粉を作りそれをパン屋に売り、
パン屋が小麦粉からパンを作りそれを一般の人に売る。

この場合のGDPは、
50円+20円+30円=100円
になります。

今回は、
例え話として、
農家からパン屋までの範囲でGDPの説明をしましたが、
これを日本国内まで範囲を広げているのが、
本来のGDP(国内総生産)です。

“日本の今年のGDP”と言ったら、
日本国内で今年1年間に新たに生産されたモノやサービスの”付加価値”の合計金額を表します。

GDPと「最終生産物」

GDPは「付加価値の合計金額」でもありますが、
同時に「最終生産物の合計金額」と見ることもできます。

最終生産物とは、
”最終的に出来上がるもの”を言い、
上の例で言うと、”パンが最終生産物”と言えます。

ちなみに、
途中の原材料として使われる”小麦や小麦粉”は中間生産物と言います。

全ての付加価値の合計(50円+20円+30円) =最終生産物であるパンの金額100円と一致する

GDPは、
「国内で最終的に国民が使うモノやサービスがどれだけ新たに生み出されたか」
ということも表しています。

GDPと「支出」について

「国内で生み出されたモノやサービス」は、
個人が買うか、
会社が買うか、
国が買うか、
海外の人が買うか、
誰も買わないか、
のどれかになります。

だから、
GDPについては次の計算式が成り立ちます。

GDP=個人消費+民間投資+政府支出+純輸出+在庫品

それぞれの内訳は…

個人消費は、
主に「個人が買い物をしたりして使った金額」

民間投資は、
主に「会社が設備投資に使った金額」と「個人が住宅を買った金額」

政府支出は、
主に「国が公務員を雇って国民にサービスを提供するための金額」と「国が行う公共事業の金額」

純輸出は、
「輸出から輸入を引いた金額」
※輸入品は海外で生み出された付加価値のため

在庫品は、
主に「民間の在庫品の増加分の金額」

…となります。

この中でも、個人消費は全体の約6割を占めており、
それは即ち、私たち消費者がモノを買わなくなったり消費しなくなると、
日本経済が大きなダメージを受けることを意味します。

ん~経済を勉強すると、
何かいろんなことがわかってきます。

GDPには2種類ある

経済は常に変化しているので、
それに合わせて物価(モノの値段)も変動します。

物価が変動すると、
GDPの数字にももちろん影響が出ます。

例えば、
ある年に100円のチョコを1,000個販売したとすると、
その年のGDPは、100×1,000=100,000円となります。

そして、
その翌年100円のチョコが120円に値上がりし、
同じく1,000個販売したとなると、
その年のGDPは120×1,000=120,000円となります。

前年と比べると、
GDPは、
120,000円【翌年】ー100,000円【前年】=20,000円の上昇ですね。

ただ、
こういう場合、
前年から+20,000円分増えたGDPは、
販売数量が増えたわけではなく、
あくまで物価が上昇して上がった数字になります。

こういう場合の計算式で出した数字は、
純粋な経済の成長で上昇した数字とは言えず、
名目GDPと言われます。

名目GDPは、
このように物価変動の影響を受けた数字を使い算出するので、
どの程度経済が成長したか把握しにくい部分があります。

なので、GDPにはもう1つの計算式で出すものがあり、
これは、物価変動の影響を除き算出します。

上のチョコで言うと、
前年に比べ100円から120円に上昇したチョコですが、
この値上がりを考慮せず計算します。
つまり、
前年も翌年も販売数量が同じ1,000個であれば、
どちらのGDPも100円×1,000個=100,000
として計算されます。

この計算で算出されるGDPを
実質GDPと言います。

一般的には、
経済の成長を測る際は、この実質GDPを重視し、
実質GDPが前年度と比べてどの程度上昇したかを%で表す「実質経済成長率」で測ります。

ちなみに、
このチョコの場合だと実質経済成長率は、

({100,000円【翌年】÷100,000円【前年】}-1)×100=0%

なので成長はしていないです。

あくまで「実質経済成長率」で見た数字だけですが。

続きはまた別記事で

景気とGDPの話だけで、
結構長い記事になってしまいました。

それだけ経済というのは、
奥が深いってことでしょうか。

色々勉強していて思うのは、
なんとな~くですが、
仕事だったり買い物だったり自分が今やっていることが、
少なからず日本の経済に影響を与え、
そして企業に影響を与え、
それが株式市場にも影響を与え、
そして今の自分の資金にも影響を与えているんだな!
というのを何か実感してきました。

こうやって色々物事が繋がっていると分かると、
日頃のニュースやはたまた政治の分野や世界情勢なども、
また違った視点で見れてくるようになりますね。

また、
気が向いた時に経済の記事は書こうと思います。

今回の記事は以下の本を参考にしました!
経済について勉強を始めるには、大変分かりやすく最適な一冊だと思います。

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