株で使える企業分析のやり方は?IRの見方を徹底解説!

株で使える企業分析のやり方は?IRの見方を徹底解説!
あなたは株式投資をやるとき企業分析をしてますか?

企業分析がしっかり出来ると、
投資のパフォーマンスは大きく向上しますし、
自分の中で投資をする際の自信になります。

企業分析は主に企業のIRを見て行いますが、
IRの具体的にどういう部分を見ればいいのか、
今回は私が企業分析で行うIRの見方についてお伝えします。

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IRの見方

基本IRに掲載してある情報は一通り見るのが前提です。

ただIR情報は見ればいいというスタンスでは何も掴むことは出来ないので、
それぞれの情報に対してどういう視点で見てるかを触れておきます。

社長メッセージ

社長メッセージ

長々と書いてある社長メッセージ。

ていのいい言葉ばかり並べられてるだけで実際大したことなんて書いてないだろう…
なんて先入観は捨てて、
まずはフラットな気持ちで読んでみましょう。

大体当たり障りのない言葉で書いてあることも多いですが、
見るべき視点は、
「自社の強みとして認識してる部分はどこか?」
「将来的にどういう成長路線を描いているのか?」
という部分に対してビジョンを語っているコメントも中にはあります。

社長自身が今の自社について、
どういう風に見てるのかを掴んだりも出来ますので、
社長メッセージについてはまずは読むことをおすすめします。

決算説明会資料

決算説明会資料

決算説明会資料はこれまで出てる資料は全部見ます。

その会社がこれまでどういう軌跡を辿ってきたのか、
そして今後どういう路線に向かっているのか、
過去に描いていた業績予測に対してどういう着地をしているのか、
などなど。

私が決算説明会資料を見る際は、
まず最新の決算説明会資料を見て、
その後に一番最初の決算説明会資料を見ます。
そして、そこからどんどん年を追って見ていく。

こういう見方をしていくと、
結末の分かってる小説を見てる感じで、
その企業がスタートからどういう段階を踏んで成長しているかが分かり、
今の事業の土台がどうやって積みあがってきたものかが、
分かったりもします。

決算短信(有価証券報告書)

決算短信(有価証券報告書)

決算短信では主に四半期毎の数字を見ます。

有価証券報告書がある場合は、
そちらの方が正確に書いてあるのでそちらを参考にします。

数字は決算説明会資料にも書いてますが、
四半期毎の数字を見るという部分においては、
こちらのほうが情報量も多く参考になります。

決算説明資料は全て見ますが、
決算短信(有価証券報告書)については直近5年間程度の数字を見ます。

例外的に気になる年度があったら、
さらにプラスして見たりもしますので、
5年間というのはあくまで目安です。

この時見る数字というのは、
四半期毎のBS/PL、キャッシュフロー。

PLは四半期単体の数字を見るために、
エクセルで入力して前四半期から引いた数字を見るようにしています。

株主優待

株主優待

優待がある企業ならもちろんチェックします。

優待利回りも見ますし、
自社の割引券や特産物などであればそれがどの程度の価値があるのかを、
オークションサイトなどでいくらになるかを見たりします。

IRニュース

IRニュース

5年以内に起こった出来事くらいまではさらーっと見ます。

業務提携や役員の変更など、
気になる材料があったらそこから更に深堀りしてみます。

業務提携なら提携先の企業について調べたり、
役員の変更であればその役員の経歴など、
ネットで検索したりして調べます。

IRに問い合わせ

IRに問い合わせ

ここまで述べた企業分析をしてると、
調べていてもわからなかったりすることがいくつか出てきます。

分からない項目に関しては、
リスト化してIRに問い合わせして聞きましょう。

基本的には『電話』で聞くのがいいです。
『メール』だとどうしても企業の温度感みたいなものがわからなかったり、
なかなか要領の得ない回答が返ってきたりして、
何度もやり取りする羽目になります。

企業によってメール返信は1日~数日程度かかるので、
問い合わせは電話をするのがおすすめです。

競合他社や市場規模も分析対象

最終的に投資する前には競合他社や市場規模も見ます。

競合他社と比較して会社の事業がどうなのかを比較したり、
市場が今後どうなりそうか、
現状どういう傾向があるのかなどをチェックします。

滅多にないですが、
競合他社も同じようにIRを見て分析したりしてると、
「あれ、こっちのほうがいいんじゃね?」的な発見もたまにあったりします。笑

あと市場規模に関しては、
「●● 市場規模」や「●● 市場推移」など検索して、
データを見たりします。

どれだけ良い事業をやっていても、
将来的に縮小していくサービスの企業の株価は伸びにくいケースが多いです。

株式投資をする際は、
個別の企業だけでなく、
業界全体で見たときの動向も見ると、
より良い株が見つかります。

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まとめ

株で投資をする際にやる企業分析のやり方を紹介しました。

今回紹介したのは、
あくまで私のやり方ですがIRを見る際のご参考になどしてみてください。

IR情報から企業のビジネスモデルを考える思考に関しては、
こちらの本が参考になったりします。

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