あなたは空売り銘柄を探す時、
どういう探し方をしてますか?
チャート、
株価の動き、
市場に出たニュース、
などなど…
空売りをやる際、
参考にしてるサイトや指標は人によって色々あるでしょう。
ぶっちゃけ空売りのやり方は人それぞれなので、
「各々儲かるやり方でトライすればいーやん」という感じですが、
最近よく「空売りの銘柄教えてください!」的な問い合わせをもらうので、
今回は私の空売り銘柄の探し方でもお伝えします。
本当は一人1,000円くらいもらって教えたい手法ですが、
特別にこのブログでは無料で教えましょう。
「こうみえてもボクはやさしいんだ」
というフリーザ様の名言が今私の頭の中には去来してます。
ささっ、
この気持ちが冷めないうちにちゃちゃっと書いちゃいますかね。
- 管理人の投資法に妄信してる信者
- 「空売り銘柄を教えてください」という問い合わせをしちゃう人
- 空売り銘柄の探し方が分からない投資家
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相場全体の強さをみるサイト
空売りの銘柄を探す際ですが、
まず前提条件として、
私は相場全体が上昇トレンドなどの強い動きをしてる時、
空売りをやらないようにしています。
具体的にどういう部分で相場の強さを測るかというと、
日経平均の動きや新高値をつけた銘柄数や信用評価損益率で測るようにしています。
日経平均の動きはここでチェック
日経平均の動きは株探のチャートを見てます。
例えば2017年相場のように日経平均が高値をどんどんと更新している時は、
相場全体が上昇トレンドに乗っかっているので、
どんな銘柄があろうが絶対に空売りはしません。
しょうもない銘柄でも、
相場が良い時はなかなか下がってこないですからね。
新高値銘柄はここでチェック
新高値をつけた銘柄数に関しては、
1年来の新高値をつけた銘柄数を見るようにしています。
その数字はこちらで見れます。
この数字を直近3カ月程度の数字と比較し、
今の相場が強い相場かそれとも弱い相場かを判断するようにしています。
信用評価損益率はここでチェック
信用評価損益率は、
市場全体の空買いに対して含み損益がどれくらい出てるかを測る指数です。
その指数はこちらでチェックします。
この信用評価損益率が、
マイナス5%前後であれば天井が近く、
マイナス20%前後であれば底が近いという見方が出来るというのを、
何かの本で読んだので私はそれを鵜呑みにしてやってます。
引用元:アセットアライブ株式情報
この辺を総合的にみて市場全体が弱い相場だな!
と判断できたら早速空売りの銘柄探しです!
空売り銘柄で参考にしてるサイト
空売りの銘柄を探す際は、
短期的に株価が急上昇した銘柄から探すのが私のやり方です。
そんな銘柄どこから探すねん!
というと、
まずは
Yahoo!ファイナンスの値上がり率から見つけます。
で、
その中から見つけた銘柄を株探で精査します。
んじゃ、
具体的なその手法を見ていきましょう。
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Yahoo!ファイナンスの値上がり率
銘柄は期間を「デイリー」と「週次」にした中から探します。
引用元:Yahoo!ファイナンス
んー…あと東証一部まで絞り込むかなー。
基本的に東証一部からしか空売り銘柄は探さないんですが、
まれに東証二部や東証JASDAQにも掘り出し物があるんですよね。
ま、そこらへんは各々の裁量に任せましょう。
とりあえず、
「デイリー」と「週次」でソートをかけると、
つらつらーと上位50件の銘柄が出てくるので、
その中から出来高がデイリーであれば100万前後、週次であれば500万前後ある銘柄をメモします。
引用元:Yahoo!ファイナンス
いくつか候補をメモしたところで、
次は株探のサイトに移ります。
株探で精査
メモした銘柄を株探で精査します。
ちなみに、
これから紹介する作業で殆どの銘柄が振るい落とされます。
「な、なに~~!」
とか思うかもしれませんが、
半端な銘柄を残してもしょうがないので。
大体このやり方で見つかる空売り銘柄は1~2週間に1銘柄あるかないかくらいですかね。
そんなやり方ですが、
その手法を教えます。
貸借銘柄か確認
まずは株探にアクセスしたら、
メモした銘柄が「貸借銘柄」かどうかを確認します。
株の空売りは貸借銘柄でないとできません。
残念ながら株探では貸借銘柄かどうかの確認は出来ませんが、
間接的にそれを判断できる指標があります。
それは銘柄詳細ページの信用取引という項目を見る!
ここを見て売り残があれば、
それは空売りができる銘柄!
つまり貸借銘柄という判断ができます。
引用元:株探
厳密に言えば、
ここの売り残は一般信用も含まれているので、
これだけで貸借銘柄という判断は出来ないんですけどね。
そこらへんは雰囲気で判断しましょう。
ちなみにこの説明で「一般信用?」と思った方は勉強が足らないので、
一旦この本を読んで空売りの勉強をしましょう。
この本は本当勉強になるよー。
月足チャートを見る
貸借銘柄と判断できたら、
次はチャートを見ます。
見る順番は、
月足チャート⇒週足チャートの順番です。
なぜこの順番かというと、
月足チャートで次の条件を満たしてないものは、
そこで振るい落とすからです。
その条件は、
上昇トレンドでないこと。
月足チャートで下落トレンドか横横のチャートの銘柄だけが、
週足チャートの精査に移ることができます。
週足チャートを見る
週足チャートでは、
チャートの形と出来高を見ます。
理想のチャートの形は、
ヘッドアンドショルダーの形をつけていること。
例を挙げると、
今年の4月末に私が売りを仕掛けていたオンワード(8016)とか、
まさに理想形ですね。
こちらはオンワードの週足チャート。
引用元:株探
オンワードは結果的に売りINするのが早く利益出る前に手放しましたけど、
これは空売り目線で見るとすこぶる良いチャートの形してますね。
チャートの見るべきポイントとしては、
ヘッドアンドショルダーの右肩を形成したあとも、
何度か上に株価が上がっていきそうな部分がありますが、
この出来高が減少してるのもいいですな!
この部分ね!
引用元:株探
大体週足チャートでINするタイミングを測る感じですな。
理想としては、
ヘッドアンドショルダーの右肩が作られた後に、
株価が何度か上に上がろうとする場面。
上のオンワードでいったら5/25の週とかですかね。
業績とPERを見る
業績とPERのファンダメンタルな部分でも精査をします。
基本的に、
過去3年の業績が右肩上がりで、
PERが同業他社よりも割安な銘柄は、
振るい落とします。
普通の中長期投資と違って、
じっくりファンダメンタルの分析をするのは面倒くさいので、
ざっとした数字を見て判断します。
軽く事業構造とかは把握しますけどね。
なぜ過去3年の業績が右肩上がりは空売りしちゃダメかというと、
数年にわたって業績が伸びている企業と言うのは、
市場的に追い風だったり、
独自の強みがあったりすることが多いので、
個人的に空売りは避けたい銘柄だからです。
基本的にこういう銘柄は、
上の月足チャートの上昇トレンド判断で振るい落としてるパターンが多いですが、
まれに振るい落とされず残ってるパターンもあるので、
ここでしっかり業績を見て振るい落とします。
PERの同業他社は、
株探の比較される銘柄や四季報オンラインのライバル比較で判断しましょう。
引用元:株探
引用元:四季報ONLINE
直近で発表されたニュースを見る
株探のニュースで直近で発表された材料も一通り見ておきましょう。
特に新製品の発表とか業務提携があった場合、
のちの株価の暴騰に繋がりかねない材料の可能性もあります。
ここらへんのニュースで、
そういうのがあれば、
無理に空売りする必要もありません。
あと、
ここで選定した銘柄は直近で株価が上昇している銘柄なので、
その要因がなんなのかも把握しておきましょう。
まとめ
空売り銘柄の探し方に関して、
一通りの説明をしました。
自分で言うのもなんですが、
大体この作業を繰り返してたら、
空売りでそこそこ銘柄が見つけられるんじゃないですかね。
だってねぇ。
ウチのブログであげた空売り銘柄は、
こうなったんですよ?
レナウン(3606)
4/16株価189円⇒4カ月後118円
日野自動車(7205)
4/17株価1355円⇒5カ月後1092円
住友金属鉱山(5713)
4/20株価4849円⇒4カ月後3486円
東邦チタニウム(5727)
5/1株価1329円⇒2カ月後933円
左がブログでアップした翌営業日の初値で、
右側がそこから最安値をつけた株価です。
一応当時の過去ブログもついでに上げときましょう。
そもそもなんで今回紹介したような手法をやり始めたかと言うと、
ここらへんの本の影響が大きいですかね。
空売りで実際にこういう結果が出てるので、
この本は間違いなく良書です。
他にも空売りについておすすめの本を知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
ついでに空売りをやる際は、
一般信用の空売りができるSBI証券や楽天証券を開設するのがおすすめです。