日本和装【2499】今の株価は買い?注目銘柄を徹底分析!

着物、帯、和装小物などの販売仲介事業を手掛ける日本和装ホールディングス。
今期は業績も良く、一部への昇格意欲を伺わせる施策も行っているので、
注目してみました。

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着付け教室から販売につなげるビジネスモデル

日本和装の特徴として、
受講料無料の「新・きもの着付け教室」をやっていることがあげられます。

これは春と秋の年2回教室を開講し、
着付けの技術、和装の知識を伝えた受講者たちに、
着物などの販売機会を提供し、
そこから収益を得るという事業構造。

着付け教室自体は同社以外にも展開しているので、
それ自体は珍しいことではないですが、
日本和装の着付け教室は、
『早くてきれいでカンタンに』をPRテーマに、
15分で綺麗に着物を着付けて出かけることが可能になるよう、
カリキュラムが組まれています。

この着付け教室のカリキュラムですが、
2016年まで全15回だったものが、
2017年から全6回に短縮してリニューアルしたところ、
申し込み数も大幅に増加。

着付け教室の参加者が増えれば、
その分販売機会の確保につながり、
また購入の際は、
連結子会社で展開しているショッピングローン事業の売上もシナジー効果で伸びるという流れになっています。

なるほどなるほど。
こりゃ今期売上も利益も伸びてくるわけですな。

ちなみに着付け教室の評判をネットでググると、
色々な意見が散見できます。
ここの話がウソかホントかわかりませんけど。
まぁ、着付け教室の参加者に購入機会の流れを設けるシステムなので、
購入意思を全く持たずに参加するような方は、
注意したがいいかもしれませんね。

春(1Q)と秋(3Q)は教室の募集を呼びかける時期で収益が上がらず、
2Qと4Qは販売機会として収益をあげる事業構造です。
が、
今期は申し込み数増加の影響もあってか、
3Qが前年同期比で6.5倍という大幅アップの黒字計上となってます。

3Q決算発表時点で通期の上方修正がありましたが、
4Qが例年通りの収益で計上となれば、
また上方修正もありそうです。

東証一部への昇格意欲も!

3Q決算発表と同時に「株式の立会外分売」を発表するなど、
株の流動性向上を狙った施策を発表したりしてますが、
IRを見ると、どうやら東証一部への昇格に向けて準備を進めているみたいです。

株主数は最新の四季報で8,000名を超えているので、
時価総額だったり、流動性の部分だったりを高める施策を、
今後はもっとしてくるんじゃないでしょうか。

特に、
東証一部に昇格するためには時価総額が40億円以上必要なので、
自社株買いとかもしてくるかもしれませんね。

逆に言えば、
株価の目安としては、
450円くらいまでは上昇しないと、
東証一部昇格は難しいのではないでしょうか。

▼東証一部に昇格するための条件はこちら!

https://kabutousi.net/20161203143748-2/

 

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