一体どうしたことか。
2018年12月…
日経平均の下落がマジで止まんねーー!!
あれよあれよと落ちていき、ついに節目の2万円を割る…?
と思いましたが、ぎりぎりのところで息を吹き返し引けとなりました。
いやー危ない危ない。
ま、別に下抜けしたところで個人的にはどーでもいいんですが。
何か気持ちは入ってしまいますわな。
ちなみに、本日ぎりぎりで吹き返した最安値の価格は2万6円でした。
6円って…
これは明らかに日銀が買いを入れてるでしょう!
しかしこのような下落相場に連日直面すると、いよいよ景気後退期に入ってきたのか?と思ってしまいますよね。
そこで今回は景気後退期ではどのような株式投資をするのがいいのか。
個人的に描く下落相場における株式投資の有効的な戦略をお伝えします。
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良い銘柄の下げを待つ
今の相場で良い銘柄を見つけた場合、すぐに買うのではなく一旦待つという戦略をとるのは非常に有効的です。
なぜならどんなに良い銘柄であろうと、相場全体が落ちてる時は上がるよりも圧倒的に下がるケースが多いですからね。
「良い銘柄を見つけたけどちょっと割高だなー」
なんていう場面に遭遇したら、とりあえず様子見を続けるという戦略を取るのをお勧めします。
そこで無理して買ったりとか、割高だから株価を追いかけるのをやめるというのは、ちょっと勿体ないですよね。
これからの相場で良い銘柄を見つけたら、数カ月単位でしつこくウォッチを続けるようにしましょう。
そうすれば絶好の買い場に巡り合えるかもしれません。
一気に買わない
良い銘柄を見つけて、その株価が今の時点で割安であった場合でも、いきなり一気に買うのはこれからの相場でおすすめしません。
なぜなら相場全体が下がれば割安の定義も下がるので、今よりも更に株価が下がる可能性が大いにあります。
これから起こるであろう下落局面で、何回かにわけて買いを積み上げていくのがここからの株式投資戦略としては非常に有効的です。
相場の格言を使うなら、まさに
「もう」はまだなり、「まだ」はもうなり
の精神でいることが大事でしょう。
『「もう」はまだなり、「まだ」はもうなり』
自分の予測した通りに相場は動かないという教え。 「もう」相場が天井や底であると思って売りや買いを起こしても、「まだ」そこからさらに相場が上がったり下がったりすることは多々あります。
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現金を多く持っておく
下落相場では余力ある投資家が俄然有利です。
余力とは、現金。
即ち、これからの相場では現金を如何に多く持つかが、今後2~3年のパフォーマンスを決めるといっても過言ではないでしょう。
今株を保持している投資家にとって下落相場は辛い局面ですが、現金を多く持っている投資家にとっては絶好のバーゲンセールです。
現金を増やす手段は、
- 収入を増やすか
- 支出を減らすか
- その両方をやるか
の3つしかありません!
ここらへんは投資のパフォーマンスとは別に、所得を増やす能力だったり、生活費を見直す能力だったり、別のスキルが必要になってきますね。
サラリーマンの方は所得を増やすんだったら転職したり、副業を始めるのがおすすめですね。
オレもこれからの相場に備えてもっと現金増やさないとなー。
2019年は貯蓄に徹する1年になりそうです。
信用取引に注意
下落局面で信用取引をやるのは、かなり危険です。
なぜならここから起こる下落相場は年単位での下落になる可能性があります。
信用取引は保有している現金や株式を担保として、証券会社から借り入れをして行う取引です。
殆どの場合その返済期限は借り入れをしてから半年以内となります。
つまり、半年後にはその信用取引で購入した分の株は決済しないといけないのですが、この時に決済できる資金がないと口座は凍結され、あなた個人の借金となります。
返済する資金が用意できない場合は分割での支払いを命じられたり、証券会社に訴訟されたりします。
余力がある範囲での信用取引だったら大丈夫でしょうが、個人的には信用取引というリスクを取ってまで、今の相場で買いを入れるべきではないと思います。
銘柄を絞る
上昇相場の局面では基本的に何を買っても儲かるので、手広く投資をするのが良かったりします。
相対的に上がる銘柄が多くなるので、数が多ければその分儲かる確率は上がりますからね。
が、下落相場の局面では殆どの銘柄が下がるので、手広く買いを入れるのは辞めておいたがいいです。
手広く買いを入れるくらいなら、保有する現金を少しでも多くして、「これだ!と思う良い銘柄」を「ここぞ!というタイミング」で買うことに注力したがいいでしょう。
まとめ
-
良い銘柄の下げを待つ
-
一気に買わない
-
現金を多く持っておく
-
信用取引に注意
-
銘柄を絞る
とまぁ、こんな感じで今後の株式投資戦略をお伝えしました。
ここから下落相場が来る前提で語っちゃいましたが、もしかしたら来ないかもしれないので、一つの参考意見として見ていただければと思います。
ただ相場全体の雰囲気としてはここから上昇よりも下落に転じる可能性が高いかなーと見てるんですよね。
なぜそう思うかというと、それには理由が2つほどあります。
まず1つが指数的なやつ。
私は2016年頃から書籍「株の公式」で学んだ新高値レシオという相場を計る指数を毎日つけてます。
この2年間ブレグジットや米朝関係の緊迫化など相場が大きく下落した時もその指数を計ってましたが、実は今週の相場が計測史上一番最低な数値でした。
新高値レシオをどんな風に計ってるかはこちらの記事をご覧ください。
そして、もう2つ目の理由が景気のサイクル。
景気というのは、ずっと好景気ということはあり得ないわけで、熱くなりすぎた景気は一旦冷まさなければならない時が来ます。
リーマンショックから10年。
100年に一度といわれた大暴落からじわじわと上がってきた日米の相場ですが、この間は年単位の下落相場というのを起こしたことがありませんでした。
チャイナショックとか短期間の下落ならありましたけどね。
これまで7~8年のサイクルで上昇から下落の相場が回っているのを過去の歴史から学ぶと、
10年間そういう相場が来なかったのはそもそもちょっと異常なわけで、一旦ここいらで大きく下がる相場が年単位で来るんじゃないかなーなんて見てます。
このような考察をしていると、今回は何とか耐えた日経平均ですが、もはや2万円を割るのも時間の問題に思えてきますな。