ウィズコイン(WithCoin)という仮想通貨をあなたはご存知でしょうか?
「カジノの送金」を目的に作られた仮想通貨で、
一部のコミュニティやYoutuberを中心に、
かなり大体的な宣伝がされていたコインです。
そんな宣伝効果もあり、
購入者も多かったウィズコインですが、
折角上場した取引所でいつのまにか上場廃止になったり、
宣伝していた開発者の松山光市氏が音信不通になるなど、
「これって詐欺なんじゃね?」と、
夏ごろから界隈が慌ただしくなっています。
ウィズコインおわった?
てかこの手のコインを買う人は、同じような通貨ばっかりもってるなぁ
騙される人はとことん騙され続けるんやろな🤔— 仮想通貨マニア (@kasoutukajinsei) 2018年7月12日
最近、
集団訴訟の専門サイト「enjin」に集まるウィズコイン被害者の被害金額が20億円という大台を超え、
にわかに注目も集めてるので取り上げてみます。
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708人の被害者が集まり被害金額が20億超え
こちらはウィズコイン開発者の松山光市氏に対し集団訴訟を起こそうと集まっているウィズコイン被害者の人数とその被害金額です。
引用元:enjin
2018年9月時点で708人の被害者が募り、2,070,453,700円の被害金額が報告されています。
人数もそうですが、
700人で20億円の被害額って凄いですね…。
単純計算一人当たり200万円をつぎ込んでることになります。
ここに集まってる人以外にも被害者はいるでしょうから、
20億円というのは氷山の一角でしょうね。
ここに提示してある数字が本当かどうかもわからんけど。
どのような手口だったのか?
これだけの被害者と被害金額を生み出したウィズコインの手口はどのようなものだったのでしょうか。
ウィズコインがどういうコインだったのかというよりも、
この手口に興味のある方は多いと思います。
具体的な手口は当時のコミュニティ等に入っていないと分からないのでしょうが、
とりあえずネット上にある情報を集めてみると、
なんとなくその全容が分かってきましたので、
そちらをまとめてみました。
ホワイトペーパーに書いてあることと事実が異なる
ウィズコインにも一応ホワイトペーパーがありましたが、
そこに書いてある内容と実際の仕様で異なる部分が多くあり、
中には虚偽と見られるものもありました。
発行上限
50億枚を発行上限としていたが、
実際は300億枚を発行していた。
今話題のウィズコイン
発行枚数が50億から300億……
ちょっとヤバイんでない?
WPでは50億だけど、アドレス見ると300億(΄◉◞౪◟◉`) pic.twitter.com/tzR3qrbn4R— TOMMY🚀仮想通貨TRX&奏推し (@inago_bch_jp) 2018年5月30日
プラットフォームの変更
NEMを参考にした独自のプラットフォーム構想からイーサリアムに変更。
カジノとの提携
世界最大のカジノリゾートであるオカダマニラでコインの利用ができると書いてあるが、
オカダマニラが公式サイトできっぱりと否定。
(公衆への通知
オカダマニラでは、カジノやその財産のどこにいてもビットコインや他の暗号侵害を使用することはできません。オカダ・マニラは、ビットコインや他の暗号侵害の使用に関して、誰も承認していません。オカダ・マニラが提供しているビットコインやその他の暗号侵害の申し立てや報告は、誤った、不正確な、不正なものです。)引用元:オカダマニラ公式サイト
松山氏をはじめYoutuberが誇張して宣伝
ほとんどの動画はネット上から削除されてるみたいですが、
いくつか残ってる動画では、
以下の発言を松山氏やYoutuberがしています。
バイナンスの上場が確定?
バイナンスの上場が2018年5月に確定していると断言するも、
実際はされずHitBTCに上場。
ところがそのHitBTCからも上場後してしばらくして、
取扱いがなくなり上場廃止になる。
その後、
メルカトックスというマイナーな取引所に上場し、
塵のような値段になる。
1WITH=0.00000001BTC(0.008円)
※買い板なし
When BINANCE ??
—#Bitcoin #Ethereum #Ripple #BitcoinCash #airdrop #Coincheck #BINANCE #コインチェック #バイナンス #SPINDLE $SPD #wowbit $WWB #PATRON #ウィズコイン #ノアコイン $NOAH #BTC #ETH #ビットコイン #イーサリアム #ADA #scam pic.twitter.com/J6ImwT0dRw
— みぃみ@仮想通貨 (@ad_crypto_cat) 2018年6月19日
月刊仮想通貨に特集が掲載?
ネット動画内において、
松山氏が雑誌「月刊仮想通貨」でウィズコインの特集が掲載されると発言するも、
月刊仮想通貨の公式アカウントから明確に否定される。
WithCoin 掲載されることはないようです!#仮想通貨 #仮想通貨ニュース #BTC #ビットコイン #XRP #リップル #ETH #イーサリアム #WithCoin #ウィズコイン pic.twitter.com/cEKYXAt57S
— 【公式】損はやめよう暗号通貨(仮想通貨) (@sonhayameyo) 2018年4月27日
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ウィズコインのその後
宣伝していた松山氏もその後音信不通になるなど、
電子ゴミになりつつあるウィズコインですが、
購入して被害に合ってしまった方は先述したenjinサイトなどで、
訴訟の準備を進めてるみたいです。
あと松山氏と一緒に運営していた山本裕二氏が自身も騙されていたということで、
何か行動を起こそうとしてますが、、、これは何ですかね。
ウィズコイン松山氏の大きな不正流用発覚ーPMBグループ山本 元代表は、新ビジョンを公開
引用元:グローバルニュースアジア
山本裕二氏はテレグラムやツイッターでもウィズコインの被害者に呼びかけたりしてますが、
運営側だった人間が急に被害者側に回られても正直あまり信用はできませんね。
あくまで傍から見た私の見解ですが、
ウィズコイン関連にはあまり関わらない方が身のためではないでしょうか。