仮想通貨界を代表する取引所Bittrexが立ち上げる新しい取引所ゾディアック(ZODIAC)が最近話題になっています。
Bittrexとは米国最大の取引所で、
200種類超えの取扱い通貨を揃えた、
あのBINANCEと並び世界最大級と称される取引所です。
以前Amazonでセキュリティ・エンジニアリング・マネージャーを勤めていたBill Shihara氏が創業しており、
他の取引所を上回る高度なセキュリティを使用しています。
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ゾディアック(ZODIAC)とはどんな仮想通貨取引所なのか?
公式サイトでは、
ゾディアックについてこのような一文が書かれています。
ゾディアックはロングテール小売市場をターゲットにした次世代の仮想通貨取引所です。
ここで指すロングテール小売市場とは、
ビットコインやイーサリアムのような主流となっているコインではなく、
未だ実需として世間で利用されていないニッチなコインに重点をおいた市場をターゲットにするということですね。
さらに読み進めると、
以下のようなことが書いてあります。
ゾディアック(Zodiac.io)は世界有数の仮想通貨と伝統的な取引プラットフォームの知識と経験を組み合わせることで、世界をリードする仮想通貨取引所になることを目指しています。
ゾディアックは、大量小売市場向けに現実世界の取引経験とコンプライアンス管理をもたらします。
ゾディアックは、最新の取引プラットフォームで期待される最高レベルのサービス、安定性、コンプライアンス、最先端のセキュリティを保証するように構築されます。
既存の仮想通貨取引所は、
市場の急速な成長、規制の強化などにより、
サービスがうまく処理できていない現状があります。
ゾディアックは既存取引所が抱えるこのような問題を解決し、
世界をリードする取引所を目指します。
具体的には各分野において以下のものを提供します。
テクノロジー
- 最先端のセキュリティ
- 安定性
- ハイパフォーマンス
製品
- シンプルなUI / UX
- アルゴリズム・トレーディング用API
- 24時間365日体制のカスタマーサポート
マーケティング
- アフィリエイト・プログラムのサポート
- 100名のオンライン営業員
- 300万人の既存顧客
ビジネス開発
- 仮想通貨/現実通貨の流動性
- 新しいトークンにおける排他性
- 全世界でのライセンス取得
このようなものが提供できる背景として、
Bittrexをはじめとする4つのパートナー企業の存在があります。
ゾディアックのパートナー企業
Bittrex(ビットトレックス)
米国をリードする仮想通貨取引の代表的企業。
セキュリティ専門家が作成した取引プラットフォームです。
他の取引所を上回る高度なセキュリティを使用しており、
カスタムメイドのスケーラブルな取引エンジン、
高効率で自動化されたモニタリングシステム、
高周波取引に適した完全なREST APIを提供します。
Invest.com(インベスト・ドット・コム)
オンライン金融サービスプロバイダ。
登録ユーザー数は300万人を超えています。
複数の法域でのコンプライアンス要件の管理、
ユーザーのための優秀なUIを作成する上での知識、
マーケティング機能などを提供します。
CoinTree(コインツリー)
イスラエルに拠点をおく大手クラウドファンディング、テクノロジー、コンサルティング企業。
主にICO開発の支援を専門的に行っており、
世界をリードするトークン・セールス/クラウド・ファンディング運営及びトークン生産チームです。
2017年にはトークンセールとクラウド・ファンディングで2億5千万ドル以上を調達。
規模において世界トップ10のICOのうち4件を実施してます。
ちなみに、
当ブログで依然取り上げた注目のICO『ORBS』の開発者でもあります。
Singurariteam(シングラリチーム)
資本と追加支援サービスを提供することにより、テクノロジーベースの企業の開発に焦点を当てた民間仮想通貨ファンド。
2015年と2016年にイスラエルで最も活動的なファンドとして表彰されました。
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ゾディアックのZDCトークン
ゾディアックは2018年第1四半期にICOを実施し、
ZDCトークンを発行します。
ZDCの機能
取引所のトークンといえば、
BINANCEのBNBが有名で、
BNBを利用した取引をすれば手数料を50%割引させることができます。
ZDCもこのBNBと同様の機能を持っており、
こちらは手数料を20%割引にすることができます。
さらに一定量のZDCを支払えば、
APIとプレミアム機能が利用でき特権的な使用が保証されるらしいですが、
プレミアム機能がなんなのかというのは、
詳しい発表がまだされていません。
APIってのは取引所の自動売買などに必要な機能ですね。
大体の取引所ではこのAPIキーが発行されているので、
ゾディアックでも自動売買が可能になりそうです。
あと分散型決済計画の支払いに使用するそうですが、
これはそもそも分散型決済計画がなんのこっちゃって感じなので、
よくわかりませんね。
ZDCの発行枚数と流通割合
発行上限は1億ZDCとされています。
その内訳はこのようになっています。
トークン額(割合) | 参加者 |
---|---|
50,000,000 ZDC(50%) | トークン購入者 |
40,000,000 ZDC(40%) | 設立チーム |
10,000,000 ZDC(10%) | 初期貢献者 |
購入方法
色々なコミュニティを見てると、
ゾディアックのICOは既にプレセールが行われており、
関係者の購買枠で資金は調達済という話も見受けられます。
なので、
一般ICOが行われることになるのかはわかりませんが、
仮に行われる場合は公式サイトから発表があると思いますので、
どうしても欲しいという方は、
公式サイトのメルマガに登録しておくのをオススメします。
ICOで購入が難しいと思われていたPumaPayもダメ元で登録しておいたら、
後日増枠の知らせが来たりすることもあるので、
今できる範囲でやれることはなんでもやっておいたがいいと思います。
ゾディアックに上場しそうなコイン
昨今のICOではイスラエル発のプロジェクトが非常に注目されています。
イスラエルではもともと軍事部門での技術開発が活発に行われており、
テクノロジーや通信関係の技術の向上には目を見張るものがありました。
余談ですが、
イスラエルの『8200部隊』という軍の部隊は、
米国のNSA(アメリカ国家安全保障局)に匹敵する諜報機関とも言われてたりします。
近年は国内でも仮想通貨をはじめブロックチェーンを活用したスタートアップがいくつも立ち上がるなど活気づいており、
その中でもゾディアックのパートナーとなっているCoinTreeが参加しているICOはかなり注目度が高いです。
ゾディアックでは、
Coin Treeが関係するトークンが他の取引所に先駆け、
上場する可能性があるんじゃないか?と思ってます。
プーマペイとかオーブスとか。
ICOで注目を集めたトークンが一堂に上場する取引所とかになったら、
ゾディアックの需要はかなり上がってくるのではないでしょうか。