「日本株で投資やるよりも米国株で投資やったが儲かるんじゃない?」
ここ数年こういう発想で、
米国株(アメリカ株)の株式投資をやる投資家が増えてきてます。
そりゃあね。
リーマンショック後の日経平均とNYダウを見比べたり、
今後の両国の経済成長を考えると、
「日本よりも圧倒的に米国!」と思っちゃう人も一杯出てきますよね。
ちなみに、
私も海外ETFなどをきっかけに、
ここ最近米国株投資に興味が出てきてるうちの一人です。
ただ、
いざ米国株投資をやろうとしても、
米国株を取り扱っている証券会社ってまだまだ少ないのも事実。
「皆どうやって米国株の投資やってるのかな?」
と思い、米国株投資家のブログをつらつらと拝見すると、
殆どの方がSBI、マネックス、楽天をメインに取引していました。
「ふむふむ、なるほど。
米国株投資やるなら、まずこの3社を開設しておけば間違いないでしょう!」
というわけで、
今回はこの3つの証券会社の違いや特徴とまとめてみました!
- 米国株投資に興味のある人
- 米国株投資の証券会社で迷ってる人
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SBI・マネックス・楽天の違いを比較
まずは各証券会社の特徴を述べる前に、
手数料や銘柄数など取引をするにあたって見比べたい項目を比較してみます。
SBI | マネックス | 楽天 | |
銘柄数 | 約1,400 | 約3,300 | 約1,400 |
売買手数料 | 約定金額の0.45% (最低5ドル/最大20ドル) |
||
為替手数料 | 1ドルあたり25銭 (円貨決済の場合) |
||
指値注文 の有効期間 |
最長15営業日 | 最長90日間 | 当日のみ |
取引時間 | 23:30~翌6:00 (※1) |
22:00~翌10:00 (※1) |
23:30~翌6:00 (※1) |
リアルタイム株価 の配信提供 |
月額540円 | 無料 (※2) |
月額1,080円 |
スマホアプリ | × | 〇 | × |
※1.サマータイム(3月第2日曜~11月第1日曜)は1時間前倒し
※2.口座に米ドルもしくは米国株保有が必要
ご覧の通り、売買手数料や為替手数料は3社横並びで業界最安値水準となっています。
ただ、SBI証券は後述する住信SBIネット銀行との連携で為替手数料を2銭まで抑えることができます。
マネックスは銘柄数、取引時間、リアルタイム株価、スマホアプリなど取引の利便性が良く3社の中で1番抜けている印象です。
SBI・マネックス・楽天それぞれにみる独自サービスの特徴
次にSBI・マネックス・楽天のそれぞれ独自でやっているサービスの特徴に注目して見ます。
SBI証券の独自サービス
[jin-img-waku] [/jin-img-waku]- 米国貸株サービス(カストック)
- 米国株/米国ETFの定期買い付けが可能
- 住信SBIネット銀行の連携で為替手数料2銭
米国貸株サービス(カストック)とは?
自分が保有している米国株や米国ETFをSBI証券に貸し出すことで、
毎月金利がもらえるサービスです。
これを実施するにあたって、
特別難しい操作をする必要は一切ありません。
米国貸株サービスの申し込みをして、
米国株(米国ETF)を保有していればいいだけ!
SBI証券で普通に米国株投資をしていれば、
あとは勝手にSBI証券がやってくれて、
自動的に貸株の金利が入ってきます。
貸株中の配当もきちんともらえますし、
貸株中でもいつでも売却はできます。
つまり、
SBI証券で米国株投資をやるなら、
申し込まないと損ってわけです。
米国貸株サービスの申込み方法
米国貸株サービスは申込み方法も超簡単。
まずはSBI証券メニューの外国株式をクリック。
[jin-img-waku] [/jin-img-waku]
左下のサービス内にある米国貸株サービス(カストック【Kastock】)をクリック。
[jin-img-waku] [/jin-img-waku]
ページ下にある米国貸株サービスのお申し込みをクリック。
[jin-img-waku] [/jin-img-waku]
ここから先は他の口座開設と同様に契約合意書や規約などを確認し、
同意すれば次の25日の夜間からサービスが適用となります。
申し込みが25日の昼12時を過ぎた場合は翌月の25日に適用となります。
米国株/米国ETFの定期買い付けが可能
毎月自分が指定した日に自動で買付をしてくれる米国株/米国ETFの定期買付サービス。
これをやれば、
米国株の自動積立ができちゃうんで、
多忙を極める人にとっては大変ありがたいサービスですよね。
ただ、
ぶっちゃけネット上ではこのサービスについて、
賛否が分かれています。
「賛」の意見は分かるとして、
「否」の意見はどういうものがあるのでしょうか。
ネガティブな意見として主に言われてるのがこの2点。
- 成行注文しかできない
- 為替手数料がクソ高い
買付にあたってこのあたりがネックに感じてる投資家が多いですね。
定期買い付けは外貨建てでも出来るので、
サービスを利用する際はドルの積立も同時にやって、
ドルの資金を予め確保しておいたがいいです。
成行注文が嫌だという方は、
地道に自分で積立をするのがいいでしょうね。
ただ、
この定期買い付けサービスは2018年3月からスタートしたばかりなので、
今後改善されてくる余地も大いにあるでしょう。
SBI証券はこういう利用者の改善要望に応えるフットワークも軽いので、
期待できます。
住信SBIネット銀行の連携で為替手数料2銭
SBI証券は住信SBIネット銀行と連携することで為替手数料をかなり抑えることができます。
通常SBI証券に日本円を入金したまま、
米国株を円建で購入しようとすると、
1ドルあたり25銭の為替手数料が発生しますが、
事前に住信SBIネット銀行で円をドルに両替してSBI証券に入金するという手法をすれば、
1ドルあたり4銭の為替手数料で済ませることができます。
さらに!
住信SBIネット銀行ではドルの積立も行っており、
積立の場合は1ドルあたり2銭の為替手数料で押さえることができます。
住信SBIネット銀行→SBI証券の入金は24時間365日即時で対応してるので、普通の円入金と手間は全然変わりません。
為替手数料は長く投資をやるのであれば馬鹿に出来ない負担になってきますので、
米国株投資をやる方は為替手数料を少しでも軽減できる投資を心がけるようにしましょう!
SBI FXαとSBI証券の連携でさらに為替手数料が安くなるやり方
SBI FXαとSBI証券口座を連携させて為替手数料をもっと安く抑えることができる手法もあります。
『SBI FXαで約定させたドル』を『SBI証券口座に入金している円』で現引きするやり方です。
その場合の為替手数料は1ドルあたり0.5銭で済みます。
ただこのやり方をするには以下の2点をクリアする必要があります。
- SBI FXαの口座開設
- 1万ドル単位でしか現引きできない
SBI FXαの口座開設はSBI証券のメニューにあるFXから行うことができます。
[jin-img-waku] [/jin-img-waku]口座開設後はこのSBIFXαでFXトレードが行えるようになります。
FXトレードでドル建てを注文したあと、
SBI証券口座に資金のある状態で現引き指示をすると、
SBI証券にドルが反映されます。
が、
現引きは1万ドル単位…
つまり約100万円単位でしか出来ないので、資金力のある方が対象になります。
一応このやり方が一番為替手数料が抑えられる米国株投資の方法なので、
知っておいて損はないでしょう!
マネックス証券の独自サービス
[jin-img-waku] [/jin-img-waku]- ぶっちぎりの取扱い銘柄数
- 取引時間最大12時間
- 三社で唯一のスマホアプリ
米国株の取扱い銘柄数は3,300以上
マネックスの米国株取扱い数は3社の中でもぶっちぎってます。
2018年10月時点で3,300以上。
SBI証券と楽天証券が約1,400銘柄数なので倍以上突き放してますね。
米国株投資をやるなら間違いなく開設しておいたがいい証券会社です。
為替手数料や使いやすさの部分はSBI証券や楽天証券に譲るかもしれませんが、
投資銘柄の数が多いというのは証券会社を選ぶにあたって、
かなりの強みですからね。
特に中小型株やマイナー株の米国株投資をやるのであれば、
マネックスでしか買えない銘柄も必ず出てくるでしょう。
その時になって口座開設するのはかなりのロスなので、
本気で米国株投資をやるという方はもうさっさと開設しておくのがいいです。
取引時間最大12時間
米国の立会時間は日本時間の23:30~翌6:00。
SBI証券も楽天証券もこの立会時間でしか取引が出来ませんが、
マネックスは22:00~翌10:00の最大12時間、
時間外の取引も可能です。
米国相場の特徴として、
大きな材料ほど立会時間外で発表されることが多く、
その時に取引対応できるのもマネックスの強みですな!
スマホアプリ対応
SBI証券も楽天証券も米国株のスマホアプリは対応していません。
これは本当に残念ですね。
米国株をスマホで取引する際、
この2社しか口座開設していなかったら、
いちいちブラウザを立ち上げて取引しないといけないんですよ。
国内の株取引でスマホをメインに使われている方なら、
この煩わしさ分かるんじゃないでしょうか?
スマホで株取引やるなら、
もはやアプリは必須ですよね!
だから米国株取引がスマホアプリで出来るマネックスは開設しておくべきです。
スマホアプリでなら米国株の取り引きもサクサク行えます!
楽天証券の独自サービス
[jin-img-waku] [/jin-img-waku]- PC画面が見やすい+使いやすい
- お得なキャンペーンが定期的にある
PC画面が見やすい+使いやすい
楽天証券は日本株のスマホアプリもそうですが、株式投資をするにあたっての画面や使いやすさが抜群にいいです。
為替の手数料や銘柄数の多さなど他2社に比べると、独自の強みと言う部分でインパクトに欠けますが、特にその部分で魅力を感じていない投資家にとっては楽天証券が一番使いやすいのでおすすめです。
米国株は日本株のように情報が網羅されているポータルサイト(株探のようなサイト)が少ないので、証券会社で発信される情報が肝になってきます。
例えばこちらはアマゾンですが、楽天証券だと企業の指標がこんな感じで見れたり…
[jin-img-waku] [/jin-img-waku]
企業関連のニュースがこんな感じでまとまってたり…
[jin-img-waku] [/jin-img-waku]
業績予想がグラフで可視化されたり…
[jin-img-waku] [/jin-img-waku]
競合比較がこんな感じでまとまってたり…
[jin-img-waku] [/jin-img-waku]企業の気になる情報が見やすくまとまってます。
企業分析の際は楽天証券のような見やすい画面というのは重宝しますよね。
個人的に為替手数料の面から割高なので売買には使いませんが、
銘柄を見る際に楽天証券で見たりします。
お得なキャンペーンが定期的に開催
楽天証券といえば楽天スーパーポイントに絡めたキャンペーンが定期的に行われており、米国株限定の企画もちょいちょいやってます。
例えばこの記事執筆時点の2018年10月であれば、200ポイント+四季報がもらえるキャンペーンですね。
[jin-img-waku] [/jin-img-waku]楽天スーパーポイントを普段の買い物でも貯めてる投資家は、やっぱり楽天証券は開設しておくべきでしょうね。
お得キャンペーンは随時開催されますよ。
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まとめ
米国株投資でおすすめの証券会社3社を紹介しました。
米国株の株式投資も国内株のように、『複数の証券会社で口座を開設しておく』というやり方で、普段から選択肢を増やしておいたが投資において良いパフォーマンスを発揮できます。
口座管理費などの手数料がかからない証券会社で気になるところがあったら、積極的に口座開設しておきましょう。
2018年10月追記
米国株投資にうってつけのもっと凄い証券会社を見つけてしました!